第2444話 亜神女王
「私は・・・
科学導師でもあるんですよね・・・」
私は、右手を天に掲げた。
「戦闘化ッ!」
尻尾が、毛皮で覆われた竜の尻尾となり・・・
大きな翼が生える!
鎧はそのまま・・・
だが・・・
「なんというプレッシャーだ!」
オルゴデミウス神は、驚愕していた。
「亜神ごときが・・・
人間ごときがこれほどの力を・・・
許せんッ!」
無数の触手が向かってくる!
「ウザいです!」
私は、髪を何本か抜く。
それを投げつける!
「がはあああああああああああああッ!」
触手は、何本か消滅する。
総旗艦・オリンピアード艦橋・・・
「キモいのお・・・」
ゼウス神が、鼻クソをほじりながら言っている。
「キモいですねえ・・・」
プロメテウス神が、心底イヤそうに言っている。
「いくら、「力」にこだわったとはいえ・・・
もう少し品性のある姿は、ないのかな・・・?」
アルテミス神がジト目で言う。
そう・・・
オルゴデミウス神の姿のことだ。
それを、オルゴデミウス神は聞いていた。
「あ・・・
あんのエロジジイッ!」
呆れかえる無関係なキレ方である。
「「人の振り見て我が振り直せ」と言います。
あなた様には、皆無ですね・・・」
私は、印を結び・・・
悠久の図書館を振り下ろした。
「聖魔核融合ッ!」
ゴオオオオオオオオオオオオオンッ!
「ごああああああああああああああああああああッ!」
この程度の術で、この威力かッ!
ヤバい力だな・・・
散々に言われてる敵です。




