第2443話 猫の亜神
「お・・・
おのえッ!
このクソ猫ッ!」
オルゴデミウス神は、触手の一本の先端を円盤鋸に変えて、神猫に斬りかかる!
「しゃらくさいッ!」
瞬時に私は、神猫をまとう。
そのまま、女王の爪と英知の爪で受ける。
「フハハハハハ!
そのような武具・・・
切り裂いてくれるわ!」
高笑いするオルゴデミウス神は、私の腕ごと武具を斬ろうとするが・・・
「見ろ!
貴様の武具が・・・
ゴミのように火花になってゆくぞ!」
「そう見えるのですね。
神族の「演算能力」は、その程度ですか?」
私は、ニヤリと笑う。
「猫」さながらに。
「よく見てください。
「火花」とやらになっているのは・・・
あなた様の「刃」ですよ?」
「こ・・・
これは・・・!?」
ジャベリンが気づく。
「先ほどに比べ・・・
この回転鋸・・・
切れ味が落ちています。」
「な・・・
なんだと!?
では・・・
プロメテウスの評するように・・・
「人」は、「神」に進化するものなのかッ!?」
そんなに御大層なモンでもないと思うが。
「さて・・・
この状態から・・・
「自身」の「戦闘化」を行うとどうなるか・・・
実験してみたいのですが・・・?」
そう言った途端・・・
オルゴデミウス神は、顔色を変えた!
「や・・・
やめろ!
そ・・・
それは・・・
神々すら実験しておらんのだぞ!」
「ほほお・・・
オルゴデミウス神ともあろう方が恐れるとは・・・
神々は、禁止されておられませんでしたね・・・
あのファクトリア辺りではありませんが・・・
私も「科学導師」・・・
結果が楽しみですよ。」
次なる力?




