第2437話 神々と人との戦い
神族艦隊・エジプト神艦隊・・・
「バステト様!
装填完了いたしましたにゃ!」
バステト神の神官長・神獣サーバルが声をかける。
「神波動充填!」
「にゃーははは!
いくにゃ!
大型ミサイル・大河巨大魚・・・
撃つにゃ!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオンッ!
剣呑な「猫型」の神波動をまとった「巨大魚」を思わせるミサイルが、無数発射された。
次々と、オルゴデミウス艦隊の艦や偽の竜を撃破していく。
ミリアリア艦橋・・・
「バステト様の艦・・・
ミサイル(?)をぶちかましてるにゃ。」
ナキが、モニター画面に投映した。
「これは・・・
「魚雷」?」
魚雷とは、「魚式機雷」の略である。
「えげつないにゃ・・・
本体にまとわりつかせた神波動盾で、命中まで「無敵状態」にゃ。」
観察すると・・・
神族艦の攻撃のあとに、宇宙軍艦隊が攻撃している。
「では・・・
「時間回廊魔法」を使用します!」
私は、ニヤリと笑う。
「人の悪い顔をしているにゃ。」
ナキは、ドン引きの表情をしている。
どうやら、ナキは私の意図を瞬時に理解したようだ。
「了解にゃ!
魔法転送装置起動!」
旗艦・オリンピアード艦橋・・・
「なにやらおもしろそうなことをしておるのお・・・」
ゼウス神が、モニター画面越しに、女王ミリアムに言う。
「ええ。
技術自体は、別段難しいモノではございません。
ただ・・・」
ミリアム女王は、人の悪い顔でニヤリと笑う。
「総員で、あの穴に「総攻撃」していただければと。」
「猫」さながらに!
こ・・・
コワい・・・




