第2434話 平和神の怒り
「おちょくりおって!
ナメるな!
このクソ猫!」
デミウルゴス神は、ブチギレである。
「お言葉は・・・
それだけにゃ?」
リケ神の表情が変わった。
「邪神様・・・
大概に老害にゃ。
そこいくと、ゼウス様は柔軟にゃ。」
怒りの表情のリケ神。
「あんたみたいな「神」の古いスタイルは・・・
もう終わりにするにゃ!
自己中で意味不明の神罰や・・・
一生懸命なだけの人間を苦しめるのは・・・」
リケ神の迫力が、すごい。
「「猫」は・・・
マジバトルしてると・・・
相手をガンつけるにゃ!」
戦艦ミリアリア艦橋・・・
「これは・・・
徐々にだけど・・・
再生エネルギーとして使われる「再生神波動が減ってるにゃ。
どうやらリケちゃんが、デミウルゴス神とデミウルゴス艦本体を切り離したことで、そーなってるみたいにゃ!」
ナキが分析する。
「しかも、容赦ないわね・・・
当然か・・・
彼女は、いわば「宗教戦争」で人間として死に・・・
宗教和解で「神」となった身・・・
自己中な神は、ゆるしておけないみたいね。」
「どーするにゃ?」
「片っ端からこのデカブツを破壊しまくりましょう。
残るオルゴデミウス神に利用されては、たまりません。」
私の命で、艦隊は・・・
手あたり次第砲撃を開始し始めた。
リケ神・・・
「おっと・・・
そろそろやるにゃ!」
周囲の砲撃の振動に気付いたリケ神は、剣を中段に構えた。
「こ・・・
これは・・・
神波動の消耗が・・・
まさか・・・
先ほどの攻撃は・・・」
「そうにゃ。
今頃気付いたにゃ?
甘露の副作用・・・
どうやら「神」にもあったみたいにゃ!」
ガチバトルへ移行!




