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第2427話 巨大ゆえに・・・

ピースフル・リケ艦橋・・・


「まだ、「道」は拓けんにゃ?」


リケ神は、オペレーターの女性神官に尋ねた。


「ずいぶん、味方艦隊からの攻撃をくらって、外殻装甲を「腐食・破壊」されていますにゃ。

しかし、「微妙」ながら甘露アムリタの作用からか・・・

「微妙」に再生しつつ、耐えているし、まだ「壁」がありますにゃ。」


「結構しぶといにゃ。」


巨大であるがゆえに、攻めあぐねていたのだ。


リケ神は、少し考える。


「考えておられますね・・・」


「こういう場合、敵をさらに追い詰めることのケースが多いです。」


「ろくでもないこと考えてるんだし・・・」


恐竜娘たちは、好き放題に言う。


「うーむ・・・

弾にも、限りがあるにゃ・・・」


考えて・・・


手をポンと打つ。


「くくく・・・

どーせ、ナキ閣下の「毒ガス」もなくなるにゃ。

あちしがふやしたところで・・・

無問題もーまんたいにゃ!」


「「「げッ!」」」


艦橋の総員が、「まさか!」という表情をする。


その「まさか」だった!


「宇宙のみんな!

みんなのオナラを、あちしによこすにゃーッ!」


リケ神の詠唱に、禍々しい金色の球状ガスが形成されていく!


「て・・・

転移装置稼働だし!

こんなヤバい魔法・・・

ぶっ放してしまうが勝ちだし!」


慌てふためくアロームと、指示を受け、作業をする女性神官。


「にゃーははは!

いつもは、「戦場」のエネルギーを結集するにゃ!

こんどのこれは・・・

全宇宙の・・・

それも神々の「オナラ」さえも結集した、水爆クラスター弾頭級のシロモノにゃ!」


クサそうだ・・・


「にゃーははは!

ナキ閣下の「毒ガス」とどういう化学反応を起こすか、死ぬほど楽しみにゃ!」


「こ・・・

このお方が、敵でなくてマジでよかったんだし・・・」


アロームは、真っ青になっていた・・・

クサそうな攻撃を!

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