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第2409話 楽園の真実

「さて・・・

かつて・・・

地球にて、猿人から進化した最初の人類の個体・・・

男性のクロマニヨン・アダムと女性のネアンデルタール・イヴ・・・

この二人は、プロメテウス神がつくり・・・

エホバ神が贈った禁断の果実・知恵の実を食し・・・

人類の最初の「覚醒」をしました。」


「知っていますが・・・

「神」より直接賜れたのですね。」


「はい。」


「しかし、問題は・・・

次の禁断の果実のことです。」


聞いたことがある・・・


「生命の実」だ。


「生命の実のことですね。」


「ええ。」


ハルカ博士の話は、こうだった。


知恵の実で、想定を越えたポテンシャルを見せた二人は、プロメテウス神の教えた知識を吸収したばかりか、最後に「火」の使い方を学んだことで、躍進した。



「のう・・・

やつら・・・

いずれ、火の中からもっと恐ろしいモノを生み出しかねないのではないのか?」


ゼウス神が、プロメテウス神に言った。


後の「核」である。


「そうならないとも限らんでしょう。」


エホバ神が言った。


「あなたは、二人にもっと与えたいようだが・・・

甘やかしすぎも問題だ。

「生命の実」はやめるべきだな。」


これには、さすがのプロメテウス神もしぶしぶうなずいた。


「まあ・・・

彼らなら、技術でなんとかするでしょう・・・

逆に、このようなモノは不要ですな・・・」


そして・・・


時は過ぎ・・・



「邪神は・・・

その二つ目の「禁断の果実」を再現してしまった・・・!

アレばかりは、人間には無用なモノです!」


ハルカ博士は、鬼気迫る表情をしていた。



まさに「神の失敗作」ですわ・・・

「生命の実」・・・

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