第2403話 始まりの科学導師
「ナキ閣下、帰還されました!」
「では、砲撃を適当にぶち当てて離脱します!」
攻撃空母カッツェからの連絡が入り、砲撃の神波動を確認。
神波動盾を展開しつつ、引き抜く。
やがて、邪教艦隊は爆散していく・・・
そうして、艦隊の隊列を整えていると・・・
そこに、巨大な要塞空母艦が・・・
やがてモニター画面に、女性の顔が映る。
「久しぶりですね・・・
ミリアム女王。」
その顔は・・・
「ハルカ博士!?」
忘れもしない、全ての「元凶」と言える科学導師。
「どういうつもりですかッ!?」
「どういうつもりもなにも・・・
甘露を拝領し・・・
神々とあなた方に「宣戦布告」しているに決まっておるではないですか。」
これは・・・
私たち三賢人に「超魔王の力」をくれた「この世界のハルカ博士」ではない!
直感で感じた。
「あなたは、なおも苦しみもがき、戦うのですか?
「いつかは・・・」
「またいつかは・・・」と・・・」
ハルカ博士は、嘲笑する。
「それでも・・・
戦います!」
「そうですか・・・
残念ですね・・・
あなたからは・・・
「私と同じ」臭いを感じたのですが・・・」
私は、カチンときた。
「「両方」知っているからです!
そうでなければ・・・」
私の目から涙がこぼれ落ちた・・・
「この宇宙は・・・
哀しすぎます!
だからこそ・・・
私は・・・」
キッとハルカ博士を睨みつける!
「綺麗ごとを言う女王なのです!」
ハルカ博士登場!




