第2396話 殺戮の猫!
ドガアアアアアアアアアアアアンッ!
「きょ・・・
教主様!
戦艦ミリアリアが、隔壁を破って戦闘員を投入!
や・・・
ヤツは・・・
ドリルアームと攻撃魔法で「殺戮」をしております!」
「な・・・
何だと!?」
イスキリは、狼狽する。
「わ・・・
我らには、甘露が・・・
神の加護があるのだッ!」
だが・・・
「これが・・・
これが正義にゃ!?
あんたらは・・・
自分より強い力にぶちのめされれば、満足にゃ!?」
怒りに燃えたナキは、真なる神々の教団兵のどてっぱらをドリルアームでぶち抜く!
「ぎゃああああッ!
だが・・・
だが・・・
神のご加護がッ!」
狂信的な教徒に対し、ドリルアームの回転数を上げる!
「それは・・・
「呪い」にゃ!
アンタ・・・
回復する傍から「削られてる」にゃ!」
少しひいたナキだが・・・
「あれは・・・
女王の家臣ナキ・ミケランジェロだ!」
「討ち取れば、ランクの高い天国へ行けるぞ!」
わらわらと迫る真なる神々の教団兵たち。
「にゃーッ!」
ドガアアアアアアアアアアアアンッ!
「「「ぐはあああああああああああああああああッ!!!」」」
ちょうど、串刺しになる真なる神々の教団兵たち。
「いいこと教えてやるにゃ!」
珍しく憤怒の表情で、ナキの神波動が高まる。
「古来・・・
ミケランジェロ一族の当主は・・・
「最高宗教審問官」を務めてきたにゃ!
あんたらのような狂信者は・・・
この世から抹消するにゃ!」
空母カット艦首周辺・・・
「ネズミ狩りだーッ!」
真なる神々の教団兵たちが、カット乗組員たちに襲い掛かった。
だが・・・
「撃ち方始めッ!」
神波動銃と魔法の攻撃が、真なる神々の教団兵を粉微塵に消し飛ばす。
「大丈夫でしょうか・・・
ナキ閣下・・・」
人鼠小隊長が大隊長に聞く。
「大丈夫。
あのお方は、やりとげます。」




