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第2395話 邪教討伐

真なる神々の教団(グノーシス)・・・


それは・・・


かつて、イスキリが大天使ベルフェゴールから、啓示を受けたことから始まった。


「我は、オルゴデミウス神の子にして・・・

イエス神と洪秀全の弟なり!

偽の神々は・・・

聖戦と称して、これまでも戦い続けている!

そればかりか、亜神たちをその戦いに駆り出している!」


そう宣言して、真なる神々の教団(グノーシス)を立ち上げた。


「我は・・・

オルゴデミウス神より、妙薬・甘露アムリタを授かっておる!

それをもってすれば・・・

不死に近い身体を手にできる!

よしんば死しても・・・

浄土へいけるのだ!」


しかし・・・


「な・・・

なんですか・・・

あの女王は・・・!」


オペレーターが、教主イスキリに尋ねた。


「くッ・・・

常軌を逸した猫だッ!

俗物がッ!」


まるで躊躇というものがない。


「いいですか?

私たちキティルハルムの民は・・・

少し昔まで、「神」を信じぬ者が大半を占めていました。

「存在しない」?

違います。

「信用」していなかったのです。

やがて、とある女神がそれについて謝罪されたため・・・

「信じよう」という気になったのです。

私たちにとって「神」とは・・・

「親」であり・・・

「師」であり・・・

「友」であるのです。

あなたがたにも正義がありましょう。

しかし・・・

少なくとも、私からすれば・・・

あなたがたの正義は・・・

「間違って」います!」


モニター画面に映ったミリアム女王が、イスキリを見据えて言った。


「ぐッ・・・

神波動閃熱砲オーラエクストラキャノン聖十字クルセイド発射!」


イスキリが撃った神波動閃熱砲オーラエクストラキャノンは・・・


戦艦ミリアリアの神波動閃熱砲オーラエクストラキャノン悠久の図書館(エターナルライブラリ)に押し込まれた。



戦艦ミリアリア艦橋・・・


「処置なしです・・・」


「にゃ~・・・

コレは・・・

ウチのマズゴミ連中より、タチ悪いにゃ・・・」


私の一言に、ナキが言う。


「地球の歌手ジョンレノンの「イマジン」・・・

その歌詞の意味がわかった気がするにゃ・・・」


「ともすれば・・・

宗教の否定・・・

「神」の否定ですから。

ただ・・・

自分の信じる神を、全ての人々の神々の王にするか・・・

ないことにする・・・」


リシテアールは、速いうちから宗教を「人間の傲慢」・「神への冒涜」としたため・・・


科学文明が飛躍的に発展したのだ。


「むんッ!」


私は、右手でトリガーを握ったまま、操縦桿をずらす。


それは・・・


イスキリ艦の神波動閃熱砲オーラエクストラキャノンのパワーを奪い・・・


真なる神々の教団(グノーシス)艦隊の何割かを蒸発させた!


洪秀全?

清の末期のテロリストです。

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