第2393話 驚異の女神
ミリアリア艦橋・・・
「こ・・・
これが狙いかッ!」
邪神艦隊と、神族・宇宙艦隊はにらみ合っている状態だ。
「どーいうことにゃ?」
ナキが私に聞く。
「どーしたもこーしたも・・・!
あの状態で、私たちが手を出したら、宇宙はおかしくなる!
下手をすれば、崩壊だってありうる!」
「そのとおりじゃよ。
ナキとやら。」
ゼウス神が、通信に入ってきた。
「この場合・・・
あれほどのバケモノ相手には、どのみち「混沌神」が戦力として必要だったのじゃ。
・・・となると・・・」
「このしばらくの拮抗を利用して、戦力の再編を図るハラですか。」
「さすが、神族にもズバリ言ってのけるミリアム女王よ。
アテナもそう読んでおるわ。」
しかし・・・
「さあ・・・
消えなさい。」
ガイア神は、少し神波動の出力を上げた。
文字通り削られていく邪神タルタロス。
ドガガガアアアアアアアアアアアンッ!
邪神タルタロスは、粉微塵となっていく。
「ふッ・・・
コケにしてくれますね・・・」
ピースフル・リケ艦橋・・・
「にゃッ!」
リケ神が、印を結ぼうとしたとき・・・
「リケ神の「コケ」が無駄に消費されてしまいます。
ゆえに、あなたたちの数は減らしておきましょう。」
ガイア神は、構えたまま、薙ぎ払った!
偽の楽園・・・
「じ・・・
時間稼ぎにもならんとは!?」
邪神オルゴデミウスは、頭を抱えた。
ますますあの「地球の守護神」な光の巨人です。




