第2389話 消滅
「にゃあああああああああああッ!」
撃ち続ける鉄子。
「ま・・・
まさか・・・
たかだか廉価兵器にッ!」
「武器の優劣が、勝負を決めるワケじゃないにゃ!」
先ほどの攻撃を続け・・・
さらに・・・
「光輝閃熱針!」
四方八方から、炎の針で攻撃する!
「ひ・・・
卑怯な!」
「卑怯もお経もないにゃ!」
言う間にも、マグネシュームの「存在」が削られていく。
「にゃーははは!
全ての命ある者の源は・・・
「情報」にゃ!
今、あんたはそれをおろし金で削られる大根のごとく、削られているにゃ!」
つまり・・・
甘露使用状態で、被弾・再生を繰り返すのは、「そういうこと」なのだ。
「うぐううううううううううううううッ!」
ここで・・・
「くらうにゃ!」
鉄子機は印を結ぶ。
「陛下に教わった術にゃ!」
マグネシュームの周囲に、魔方陣が浮かび上がる!
「光輝大燃焼!」
「ぎゃああああああああああああああああああッ!」
魔方陣から炎の柱が立ち昇り・・・
マグネシュームの身体を焼いていく!
「おお・・・
よく燃えるにゃ・・・」
「な・・・
なんの!」
マグネシュームは、根性で再生しようとするが・・・
「バカにゃ。
自らの「死」を速めるだけにゃ。
しかし・・・
なんで、材質をマグネシウムにするかにゃ・・・」
やがて・・・
断末魔の叫びをあげ・・・
女王マグネーシュームは、酸化マグネシウムとして灰になった・・・
鉄子:たぶん、この灰・・・
使い道ないにゃ。




