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第2387話 紙の鎧・・・

「こ・・・

この身のこなし・・・

とても守護の竜(ガーディアンナーガ)の簡易機のモノとは思えない!」


「ふッ・・・

あれは、三賢人専用にゃ。

さらに・・・

この機体も、キティルハルムきってのエース部隊も使いこなせないシロモノだったにゃ。」


言いながらも、ぐねぐねとかわす鉄子機。


「って・・・

「あの」泥棒猫どもが!?」


撃ち続ける、マグネシューム。


「けど・・・」


鉄子機は、左腕をマグネシュームに向ける。


「いくにゃ!

神波動盾オーラシールド展開ッ!」


鉄子機を、神波動盾オーラシールドがおおった。


「にゃあああああああああああッ!」


「つっこんできた!?」


バキャッ!


炎をまとった蹴りが、マグネシュームの片腕を飛ばした。


「ナキ閣下のホワイトキックからにゃ。」


アレは、吹雪系攻撃魔法を脚にまとわりつかせての蹴りだが。


「ええいッ!」


反撃とばかりに、マグネシュームは、殴りかかるが・・・


「にゃあああああああああああッ!」


神波動銃オーラライフルから神波動オーラの刃を出し、銃剣状にして受け止める。


そのまま、マグネシュームのもう片方の腕が焼き切れる!


「くッ・・・!」


マグネシュームは、即座に両腕を再生させる!


しかし・・・


鉄子は、にんまり笑う。


「いいのかにゃ~?

ほいほい回復して・・・」


「はッ!?」


どうやら、マグネシュームは、事の重要性に気付いたようだ。


「くくく・・・

なーんで、いいかげんマグネシウムの装甲をやめなかったのか、疑問だったにゃ・・・

甘露アムリタに頼りっきりにゃ!

でも・・・」


鉄子は、「勇者がしてはならない悪い表情」で笑っている。


「あんたのことを最もよく知っている敵に対しては・・・

「鋼鉄製の鎧」のつもりで・・・

「紙の鎧」にゃ!」

鉄子:よく燃えるにゃ!

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