第2381話 無限の再生の陰り
「おのれッ!」
カリオストロ艦は、無数の神波動レーザーやミサイルを撃って、迎撃している。
「そうは、問屋が卸すか!
迎撃クラスターミサイル発射!」
戦艦ミリアリアから、無数のミサイルが射出される!
これは、時間転移通路の中に留まり、拡散。
カリオストロ艦の神波動レーザーやミサイルを迎撃した。
つまりこれは、迎撃爆雷と地球でも悪名高いクラスター爆弾の「いいとこどり」な兵器だ。
無限の再生に陰りが見え始めている、今だからやっておかねばならない!
「いくにゃ!」
ナキが、ありったけの攻撃魔法を叩きこむ!
「悠久の図書館発射ッ!」
次々と攻撃が、カリオストロ艦に命中していく!
「にゃ~・・・」
魔法をぶっ放しながら、よからぬ表情でナキは笑う・・・
「猫」さながらに・・・
「ま・・・
まさか・・・」
私は、ナキの顔を見た。
「にゃッ!」
ナキは、ニタリと笑う。
そして・・・
両手を上げる!
「戦場のみんな!
あちしにみんなのオナラをよこすにゃ!」
ナキの頭上に、黄色い光が集束して、光球となっていく・・・
「く・・・
クサそうなの・・・」
ユニィが、鼻をつまむ!
「くらうにゃ!
一千倍・「オナラ玉」にゃッ!」
転移装置の開けた穴に・・・
「ソレ」は、入りきらなかった!
「キャパオーバー!?」
しかし・・・
「にゃッ!」
ぎゅむッ!
ナキは、強引に両手で押し込む!
「力技かい!?」
私のツッコミもむなしい。
それは、カリオストロ艦に到達する・・・
「さらに、これにゃ!」
瞬時に聖魔核融合の術式を完成させ・・・
「聖魔核融合ッ!」
「え~いッ!
火器厳禁なの!」
ユニィがツッコむ。
娘よ・・・
「火気」なのだが・・・
またやったーッ!




