第2376話 暗黒創世神再び
神族艦隊の要塞空母艦の一斉射撃が、邪神艦隊をいくつか撃沈した。
今回、神族側も本腰ときて、「オリンピアード」「ヴァルハラ」「ヴィマーナ」を投入しているくらいだ。
ミリアリア艦橋・・・
「敵旗艦から通信!
「宇宙連合」だけでなく、「神族艦隊」にも向けられているにゃ!」
ナキが報告してくる。
「つないで!」
私の指示と共に、モニター画面に映った男は・・・
「やあ・・・
ミリアム女王・・・
久しぶりだね。」
暗黒創世神・司書神カリオストロだった。
「私は、二度と会いたくありませんでした。
そして・・・
私は、「神族」以外の神は信じないタチでして・・・
特に、あなたのような邪神は・・・」
私は、嫌悪をあらわに、キツと睨みつけた。
「絶対に認めません!」
「ふッ・・・
猫は、飼い主の家族と言えど、気に入らん相手には「塩対応」だと聞く。
君も、あいかわらず相当の「クソ猫」のようだね。」
言ってろ!
「お察しの通りにゃ!」
ナキが、黄金に輝くストロンメタルの「ウンコフィギュア」を取り出し・・・
バキッ!
「痛いにゃ・・・」
ユニィに金属バットで殴られている。
「このアホ!
マジで出すんじゃないの!」
それを見ていたカリオストロの額に、すっと冷や汗が・・・
「そ・・・
その金属バット・・・
折れているのだが・・・」
「あらゆる金属を叩き折るので、「鋼鉄頭」と言われています。」
分断された「金属30年」の刻印が、痛々しい。
私は、トリガーを握った。
「さあ・・・
引導を渡して差し上げましょう!」
あの鳳凰座の戦士の名台詞です。




