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第239話 遺された者と、逝った果ての者
エルは、訳のわからぬことをわめきたて、ハイペリオンの機体・グラウンドハイペリオンに、襲いかかった。
「かつて、ワシには、家が決めたとはいえ、仲の良い許嫁がおったのじゃ・・・
ともに遊び、ともに語り・・・
あの頃は、楽しかったわい・・・
しかしお主は・・・!」
不思議である。
逆上しているのに、冷静である。
「貴様は言いおった!『邪魔者』だと・・・!」
竜は、逆鱗を触れたものを、容赦なく「破壊」」する。
まさに、今のハイペリオンはそれだと言える。
その様子を、イリアが見ていた。
「あれが、「老師」ですか?」
「それにしては、粗い戦いをしているようですけど・・・」
ダルタニアンがハイペリオンとエルの戦いを観察していた。
私はわかった・・・
「老師・・・
怒り狂ってるのに・・・
啼いてる・・・」
私は、神波動剣を抜いた。
「キティルハルム女王ミリアリア・キティルハルム・・・
天空の大魔王ハイペリオンに・・・
義がありとして、助太刀します!」
「おお!
そなたは、猫の女王!」
「私も「前世」はストーカーに「殺されて」います。」
「妙な縁もあったものよ!」
「ええ!」
妙な「意気投合」です。




