第2371話 邪神VS亜神
「だりゃああああああああああああッ!」
ジョルジュは、空に舞う!
「やはりネズミかッ!」
ウロボロスは、神波動の刃で迎撃しようとするが・・・
「ミリアム陛下直伝ッ!
縦円座斬りッ!」
回転し、神波動の刃を発振した右脚と銃剣でウロボロスの刃を叩き斬り、その左肩を大きくえぐる!
「ぐ・・・
ぐおおおおおおおおおおッ!」
即座に回復させるウロボロスだが・・・
「これを「回転かかと落とし」というのだッ!」
ガラにもなくツッコむウロボロス。
「別にいいじゃないか。」
ニヤリと笑うジョルジュ。
「窮鼠猫を噛む。
アナコンダをかみ殺したっていいじゃないか。」
それを見ているヤン。
「君の亭主は、こういうヤツだったのか?」
「ええ。
誰しも、「悪」が「善」になったところで、根っこは変わらんでしょ?」
にこやかにニコは、返答する。
「おのれッ!
バカにしおって!」
斬りかかるウロボロスだが・・・
「はあッ!」
ジョルジュの大振りな斬撃が、ウロボロス胴を薙ぎ払った。
これまた、すぐに回復するが・・・
「ん?」
薔薇聖騎士の一人が、何かに気付く。
「ええ。」
ジョルジュの部下の少女も、同じことに気付いたようだ。
「あの神様・・・
微妙だが・・・
回復の速度が、落ちてきているような気がしねえか?」
「ですね。
「亜神」級の攻撃を、たて続けに受けているのです。
甘露とて、摩耗しましょう。」
ニコ:煽ってますね・・・




