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第2367話 とってもヘビーなお話

「どらあああああああああああッ!」


バゴオオオオオオオオオオオオンッ!


シェルコップが、そのアックスで隔壁を砕いた。


「すげえよ・・・

うちじゃあ、こういうのはよくミリアム陛下がやってるからな・・・」


ジョルジュの部下こどもの一人が言う。


「マジか!?

そういうのって、配下の騎士とかがやっていそうなんだが・・・」


「まあ・・・

リシテアールとかって、「王」が率先してやるからな。

特に、キティルハルムの代々の王・女王の多くは科学導師だったり、技術者だった方もいる。

そっちでは、「エンリケ」とか言ったか?

羅針盤を導入した王様がいたと聞いたぞ。

キティルハルムでは、羅針盤やでっかい船を自分でつくって海に冒険に出た王様もいたしな。」


言っていると、蛇がわらわらと出てくる。


「オレは、闘士の魔王バルザスだ。

まあ・・・

両親が「アレ」なモンで、兄上や姉上が変わりモンで困ってるのさ。」


バルザスは、呪文を唱える。


「いいか?

こういう「キワモノ」に対しては、パワーばかりが能じゃない。」


「どうするんだ?」


「こうすんだよッ!」


バルザスは、魔法を放つ。


極小奈落穴マイクロアビス!」


無数のマイクロブラックホールが、蛇たちを「圧殺」した。


「言うが・・・

俺たち・・・

魔法は使えないぜ。」


「ふッ・・・

そこまでやる必要はないさ。

連発銃マシンガンや散弾銃でも使ってやればいい。」


「ほほお・・・

似たようなことをすればいいと。」


シェルコップは、手を蛇たちに向けた。


「だりゃああああッ!」


連発銃マシンガンのごとく、神波動オーラ弾を撃ちだして、蛇を殲滅していく。


「隊長と魔王バルザスに続け!」


「おりゃあああああああッ!」


勝手がわかれば、さすがはヤンの部下。


敵の掃討戦が始まった。

ヘビーです。

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