第2363話 邪神ウロボロス
邪神ウロボロスは、偽の竜・「無限の大蛇」のオブジェを握りしめ、戦いを静観していた。
「ウ・・・
ウロボロス様!」
オペレーターがうろたえた。
「どうした?」
「は・・・
はい・・・!
邪神ロゴス様が・・・
理性を喪いました!」
「なにッ!?」
「さらに・・・
手薄になったここを、神族艦隊と宇宙連合艦隊が集中攻撃を始めています!」
「あ・・・
あの口先神があああああああああああッ!」
ウロボロスは、頭を抱えた。
ロゴス艦橋・・・
「ぐおおおおおおおおおおッ!」
「でえええええええいッ!」
私は、天帝浄化光を叩きこむ!
「何発目にゃ・・・
しぶといにゃ・・・」
ナキは、鼻クソをほじり、それをロゴスに飛ばす。
ロゴスの身体に命中して転がるが、ダメージにはなっていないようだ。
「再生力は、確実に落ちていってるにゃ。
けど、ジリ貧にゃ。」
ファクトリアが、冷静に分析する。
「だったら・・・」
私は、踊る構えをとる。
「新奥義・・・!
浄化の舞!」
ロゴスの攻撃を、片っ端からかわしつつ、急所に的確に天帝浄化光を一発一発叩き込む!
どごんッ!
バゴンッ!
「にゃ・・・
「男」の急所にも入れてるにゃ・・・
エグいにゃ・・・」
ナキがツッコんでいる。
さらに・・・
「これが最後!」
再び、「男」の急所に最大の攻撃を叩きこむ!
「消えなさい!
キ〇タマッ!
黄金粉砕拳ッ!」
私の浄化の攻撃が、ロゴスを消滅させていく・・・
「ひねりがないにゃ・・・」
バキッ!
ナキのどたまを、私の金属バットが殴った。
ナキ:痛いにゃ・・・
ミリアム:痛いだけかい!?




