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第2356話 猫軍団ッ!

「ロ・・・

ロゴス様ッ!」


「今度はなんだッ!?」


大事なはずの報告だが、いいかげんにウザくなってきた。


「隔壁が・・・

手当たり次第に「破壊」されています!」


「ええい!

機動兵器(テルナハル)隊と偽の竜(イミテーションナーガ)部隊を出せ!」


悲鳴交じりに、命じるロゴス。



戦艦ミリアリア・・・


「前方に、偽の竜(イミテーションナーガ)機動兵器テルナハル隊にゃ!」


ナキが報告する。


「白猫親衛隊出撃!

私も出る!」


イリアが、シートから立ち上がった。



「いくぞ!」


新型特別機・バロン。


イリアの専用機だが、量産機が彼の親衛隊の特に腕のいい者に支給された。


次々と、偽の竜(イミテーションナーガ)を撃墜するバロン。


「イリア様に続け!」


親衛隊も、敵機を撃墜していく。


「親衛隊が強いのは当たり前!

でも、陛下やイリア様の露払いはせねばなりませんッ!」


ウィズ機が、一際大きな火球を魔法で作り出した。


「どりゃああああああああああああッ!」


ドドオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!


隔壁が何枚か消失する。


「おお・・・

さすが、キティルハルム最強の魔導士にゃ。」


「でも・・・」


「敵機動兵器(テルナハル)に目新しい部品がないにゃ・・・」


こんなときでも物色する、海猫隊チームシーキャッツ



「あ・・・

あの泥棒猫・・・

ここでも・・・ッ!」


ナキが頭を抱える。


「でも・・・

陛下の言った通り・・・」


ナキは、隔壁に開いた穴を見た。


「火球的速やかに進軍できてるにゃ!」


スパーンッ!


私は、「謎の」ハリセンでナキの頭をはたいた。


「字が違う!

「可及的速やか」だッ!」

出ました!

ハリセン!

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