第2355話 ミリアム女王吶喊!
「ホープメイカーアタック!」
ズズウウウウウウウウウウウウウンッ!
分厚い隔壁をいくつもぶち抜いていく!
「最大戦速!」
ミリアリアが、加速する!
「陛下!
巨大な空間がいくつもあるにゃ!
これ自体が、「空」にゃ!」
ナキが報告する。
「黒猫魔導士隊・・・
全機動兵器・・・
全砲台・・・
撃てーッ!」
あらゆる方角に・・・
好き放題に撃つ!
魔法攻撃・・・
神波動レーザー・・・
電磁加速砲・・・
全てだ。
「だ・・・
誰が突入したッ!?」
ロゴスは、うろたえていた。
「キ・・・
キティルハルムの旗艦・・・
戦艦ミリアリアです!」
「つまり・・・
ミリアム女王かッ!?」
まずい・・・
彼女は、平和を愛する女王だが・・・
一方で、敵には情け容赦なく、それこそ・・・
「猫が獲物をいたぶるように・・・
かつ、全力で攻撃するという・・・
「人間」の女王の中で「最凶」な武人だ!」
そのときだった。
モニター画面に、ミリアム女王の顔が・・・
「この私の名を知っておられるとは・・・
光栄の至り。
邪神ロゴス様・・・
可及的速やかに向かいますので・・・」
そこで、目を細める。
「猫」さながらに・・・
「頭を洗って待ってるにゃ!」
ナキ・ミケランジェロが、横から入る。
「それを言うなら、「首を洗って」だッ!」
バキッ!
ミリアム女王が、ナキの頭をぶん殴った金属バットが、断面を晒して折れた。
ちなみに、バットには「金属30年」と刻印されている。
「どうなっておるのだッ!
貴様の家臣の頭蓋骨は!
パキケファロサウルスに勝てるぞ!」
思わずツッコむロゴス。
「よく言われるにゃ。」
言っている間に、ユニィが呪文を唱える。
「聖魔核融合ッ!」
ドドオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!
戦艦ミリアリア前方の隔壁が、また一つ爆破される!
「ふふふ・・・
「神」が人に罰を与える・・・
ですか。
片腹痛い・・・
あなた方のような邪神相手では・・・
手向かいせざるを得ないでしょう・・・」
やりたい放題です!




