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第2350話 猫神のいたずら

リケ艦隊旗艦・ピースフルリケ艦橋・・・


「機械天使隊!

ゼウス様の艦に、回復魔法をかけるにゃ!」


リケ艦隊から、機械天使たちが飛び立っていく。



超要塞空母艦オリンピアード艦橋・・・


「な・・・

なんじゃ?

あのけったいな機械の天使は!?」


ゼウス神は仰天していた。


機械天使たちは、手を掲げて光を放った。


すると・・・


「ゼウス様!

神波動オーラが、回復しています!」


神族の一人が言った。


「こ・・・

これは・・・!」


先ほどの無茶な防御魔法を使用した、アテナ神の神波動オーラと体力が回復していた。


「リケ艦から通信です!」


ヘルメス神が、報告する。


「繋ぐがよい。」


ゼウス神が、了解する。


「にゃーははは!

お久しぶりにゃ、ゼウス様!

いくら神族艦隊総出でもキツいみたいにゃ。

そこで、回復魔法をかけてさしあげたにゃ!」


「あ・・・

あなた・・・

これくらい「自分」でできるでしょう!?」


アテナ神が、むくれた。


「ふッ・・・

アテナ様・・・

このあちしをなんだと思っておいでにゃ?

「神」とはいえ「猫」にゃ!」


そうだった。


特に、リケ神自身・・・


「猫神」の中でも特に「こういういたずら」を好む。


「それより・・・

そなた・・・

いつも、あのような・・・

敵を「股間」からぶった斬る・・・

そういう戦略をとっておるのか・・・?」


心なしか、ゼウス神は震えている。


「そうにゃ!」


きっぱりと答えるリケ神。


「悪人や邪神は、「まっぷたつ」にゃ!」


女神がしてはいけない邪悪な笑みを浮かべる、リケ神。


「眷属には・・・

電撃を帯びた「電気アンマ」をぶっかますヤツもいるにゃ!」


クセの強い女神だ。


「そうそう・・・

ゼウス様。

次で、ぶっかましていただきたいにゃ!」


「ほほお・・・

さすが、人間と共に戦っておるだけあって・・・

この艦の「奥の手」を見抜いておったか・・・」


ゼウス神は、にんまりと笑った。

リケ:機械天使・・・

使える連中にゃ!

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