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第2344話 おまけゴーレム・たるんドール

キティルハルム僻地・・・


カッ!


ドドオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!


常に暗雲に覆われる崖の研究所・・・


そう。


神々さえうわさする超常現象のつきまとう場所・・・


「にゃーははは!

ナイスにゃ!

アルナス卿!」


トラルティールに「電動虫」を放っていたファクトリアがバカ笑いした。


「たるんどるにゃ?

ならば、それ以上の「たるんどる」ヤツをつくるにゃ!」


アホすぎて、誰も思いつかない。


キティルハルムにて、女王ミリアムに次ぐ「最凶」の総合導師が彼女だ。


ファクトリアは、大小の箱から無数の部品や半導体を引っ張り出し・・・


あてずっぽうで溶接やビス打ちをしていく・・・


かなり悪趣味な容姿で・・・


ぶっ飛んだデザインの少女ゴーレムが完成した!


「さあ!

ゆくにゃ!

ゴーレム・たるんドール!」


「どこへっすか?

マスター。」


「・・・」


あてずっぽうなマシンをつくって・・・


あてずっぽうな命令をする女・・・


それが、ファクトリアのクオリティだった。


のちに、この「たるんドール」シリーズは・・・


量産され、変人な好事家たちにバカ売れすることになる。



トラルティール兵器試験場・・・


だッ!


人兎ワーラビットのような機体が、すばやく床を蹴った。


「ほほお・・・

この踏み込みで、床にたった1kgの衝撃しか与えんとは・・・」


アルナスが、感心していた。


そして・・・


「だああああッ!」


回し蹴りを放つ、機体。


その衝撃で、試験場の板厚1mのオリハルコンの壁に裂傷が走った。


「その機体を・・・

「アルミラージュ」と命名しよう。」


アルナスは、背後の「気配」に意識をやった。



ファクトリアの研究所・・・


「バレてたにゃ!」


ぎくりとするファクトリア。


しょせん、三賢人の一人をスパイするのは、100年はやかったようである・・・

ほとんどギャグのノリでした。

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