表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2417/3270

第2341話 アスガルド神族

アスガルド神界・ヴァルハラ宮・・・


「ああああああああああああああッ!

わ・・・

私のせいだあああああああああああああッ!

いくら人間どもが下等で不遜とはいえ・・・

あそこまであからさまに、非難すべきではなかったのだああああああああッ!」


アスガルド神族主神・オーディーンは、嘆いていた。


「まったく・・・

今気づいたのかい・・・

オーディーン様は・・・」


狼神フェンリルは、ジト目だった。


「そう言うな・・・

「今頃」とはいえ、気づいたのだ。

よしとしべきだ。」


雷神トールが、肩をすくめた。


「では、次なる手はどう打ちますか?

現在、ヘルメス神が「偽の浄土(イミテーションエデン)」を封じたとはいえ、長く持ちますまい。

これまで、三賢人がたて続けに防衛措置をとったため、なんとか事なきを得ています。

リシテアール連邦に対する襲撃だったため、なんとかなっていますが・・・」


ワルキューレのリーダーのブリュンヒルデが、箴言する。


「こちらからも、人を送って結界を強化すべきだな。

各神族も、似たような結論になっているかと思うが。」


「だな。

あの調子で、偽の竜(イミテーションナーガ)の兵をたて続けに送られたら、たまったもんじゃねえよ。」


と、フェンリル。


「ですね。

他の弱いところに、多数で攻め込まれたら総崩れになるところでした。

もし、ワルキューレ隊が全兵団でカバーできても、包囲網を突破され・・・

人間たちの艦隊は、壊滅しているところでした。」


「やべえじゃん!」


ブリュンヒルデの分析に、そう言ったフェンリル。


「それほどまでかよ・・・

偽の竜(イミテーションナーガ)・・・」


さらに・・・


「キティルハルムのミリアム女王が、全人類に、守護の竜(ガーディアンナーガ)の廉価版兵器の画データを公開しています。」


だが・・・


「へッ!

あんなモン・・・

扱えるアホがどんだけいるんだよ・・・」


フェンリルの言葉も、もっともである。


「とにかく、他神族や人間たちと連携をとるしかないな・・・」


トールが言った。

オーディーン様が、悶絶しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ