第2336話 核召喚!
「くくく・・・
原子核爆発!」
ライル二世は、ウランとプルトニウムを召喚し、魔法で「原爆」を精製してミサイルとして飛ばしてきているのだ!
「か・・・
核爆発の対処なんて・・・
知らんぞッ!」
ジョルジュは、金属粒子の防御をしつつ、グチを言っていた。
だが・・・
それは、以前の事・・・
「はあ・・・
アホだねえ・・・
そんな機械を導入したら・・・
自分だって、「核動力」が使えないじゃないか・・・」
ジョルジュが言った。
「そこで、「機体の周囲だけ」その影響を打ち消すシステムを導入したのよ。」
ミリアム女王が言う。
「しかし・・・
古代の地球の人って・・・
できもしないのに、理論ばっか完璧だったんだね・・・」
ジョルジュは、呆れた。
「まあな。
だが、少なくとも私の「地球時代」では・・・
年寄りどもが「ついにアニメやSFに登場していた技術が実現した!」なんて喜ぶものもあったが・・・
私には、「ようやくか・・・」という感想しかなかったな。」
アルナスが、ため息をついた。
「ええ。」
同意するミリアム女王。
「なんでまた?」
「私たちは、「そういったモノ」に育てられた世代だったのよ。」
こんな感じに、前世のことをミリアム女王やアルナスはよく話してくれていた。
「これっきゃないッ!」
ジョルジュは、魔方陣を展開した。
「核の力と・・・
放射能よ!
我はジョルジュ!
我が名のもとに、静まれ!
核封殺陣!」
周囲の核反応が消えた!
「な・・・
何をした!?
核分裂反応が!?
放射能が!?」
うろたえるライル二世。
「やれやれ・・・
陛下たちのアニメの話も、バカにできたモンじゃないね。
ご自慢の「核」と「放射能」は封印させてもらったよ。」
ジョルジュは、にっと笑った。
そう・・・
Nジャ〇マーです!




