第218話 観念して帰ります・・・
ストリア様は、慌てていた。
「超レアチーズケーキとは、どうだったのだ!?
美味かったのか!?」
いきなり!?
くくく・・・
そういうことか・・・
ただ答えたのではおもしろくない・・・
「ええ。
至高の甘さの砂糖・・・
上質のメレンゲ・・・
改心のできのチーズ・・・
それらが、マッチした、とてもおいしいチーズケーキでした・・・
私は、イリアと一緒に食べられたことを、幸せに思います・・・」
「ああ・・・
あれはおいしかった・・・
残念なことに、素材はどういうわけか、保存すると質が落ち、通常の素材になってしまうのです・・・」
私とイリアは、そのまま抱き合う・・・
「・・・・・・」
「・・・・・・」
見ると、ユニィとアルムスが口から「砂糖」を吐いている・・・
幻術を応用した小技だ。
「まったく・・・
こんな小技を使いおって・・・
姫も、その補佐官殿も、まだ子供よのぉ・・・」
エテ機関長が、そんなことを言っている。
そんな時だった。
翼が生えた女性が現れたのは・・・
「ストリア様!
用はお済みでしょう!
即急にお帰りください!」
見たところ、二十代後半の女性だが、貫禄がある。
「あなたは・・・母なる猛禽・・・」
「ストリア様が、いきなり押しかけて申し訳ございません。
ホラ!
帰りますよ!」
彼女は、ストリア様を引きずっていった・・・
ド〇ドナ系・・・?




