第217話 類は友を呼ぶ!
「んなもんで、専用の魔装騎士を開発して、いただいたのですわ。」
「ほほう・・・
重装甲・高機動・高火力・・・
三機による巧みなフォーメーションですか!」
黒い三○星!?
ヒ○ダ隊!?
私は、自分が妊婦だということを忘れてはしゃぐ。
「母さま・・・オタクなの・・・」
ふッ・・・
いかにも!
「諦めようか。ユニィ。
「技術者」とはこういうものだよ。」
達観して、ユニィを諭すイリア。
忘れるな。
夫よ・・・娘よ・・・
あなたたちは、私と同類だ。
「陛下・・・本当に技術というものがお好きなようで。」
「エテ機関長。
あなたこそ、機械にお強いようで。」
エテという人と話していると、本当に楽しい。
「姫・・・そなたの母上を見る目・・・
ウチの天空の勇者が、その母上たる科学長官を見る目と、同じであるぞ。」
「!!!」
エテが、意地悪く言う。
では、「今度は何をつくったクソババア!」と言われなければならんのか!?
「類は友を呼ぶの・・・」
そんなときだった。
「陛下!
鳥人族の女王が、来られました!」
騎士が、声をかけてきた。
「お通しして。」
「はッ!」
その時だった・・・
ストリア様が、「石化」したのは・・・
「あいつ・・・
私の帰りが遅いので、迎えにきたか・・・」
「とっとと帰るにゃ。」
リケちゃん・・・
冷たいぞ・・・
エテさん・・・
あの人たちと同じことを!




