表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
151/3270

第147話 超魔王の方針

「一体なんだろ・・・」


実験用マウス一号は、「超魔王の間」に足を進めていた。



闇の中・・・


影が、実体化する・・・


白衣を着た美しいエルフ女性の科学導師の姿だ。


「実験用マウス一号・・・」


「ご主人様。」


「ごくろうさま・・・」


「えっ?」


「あなたも、気付き始めていると思うけど、「大魔王」たちが変わり始めている。」


「・・・・・・」


「あなた自身も。」


言葉を返せない。


「僕は、ご主人様が正しいと思ってる!」


「じゃあ、大魔王たちが人間たちに肩入れし始めて、それを私が認めても?」


「うッ・・・」


実験用マウス一号は、唇を噛んだ。


「では、私から「命令」します。

「大魔王の半数が、人間の側についたのなら、あなた自身の判断で行動せよ。

もし、彼らが正しいと判断するのなら、彼らの総司令官となり、実験用マウス二号を初めとする兵全てを指揮し、大魔王軍を殲滅せよ。

ただし、これはあくまで大魔王の半数がそうなったばあいのみ有効とする。」いいわね。」


「は・・・はい・・・!」


実験用マウス一号は、思った。


ご主人様は・・・


自分が世界に「認められては」いけないと、思ってるんだ・・・


だから、自分を人柱にしようと・・・


そして・・・


最初から「実験用マウス二号」は・・・


僕への「退職金」だったんだ・・・

ハルカ博士、ついに覚悟を決めました・・・

実験用マウス一号も・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ