ボッチな私
お弁当を食べ終わった私たちに何人かのクラスメイトの女子から声をかけられました。
彼女たちはどうやら九条さんとお話がしたいみたいです。
なんだろう、みなさん話が進んで楽しそうなんですが私は全くついていけない。
私はいないことになっているのかしら。
九条さんは会話をしつつチラチラと私を見ている。
私が会話に参加していないから気にしているみたいです。
ここは、私が気をきかして席を外したほうがいいかな。
「ちょっと、お花を・・・・・・」
私はトイレに向かおうとすると九条さんは申し訳ないといった表情をしています。
気にしなくてもいいのに。
さて、今から何をしようかな~
山の頂上ですることなど特になにもないですよね。
あと1時間ぐらいここで自由時間なのですが
ボッチな私は1人でなにをすればいいのかしら
……あら、あそこに大きな樹の下で本を読んでいるボッチさんを発見。
たしか同じクラスの……誰だったかな?
名前が出てきそうで出てこない。
樹の下で本を読んでいる姿がすごく絵になっている。
このまま写生したいぐらいだわ。
私は美術2で絵は下手だけど。
私は好奇心にまけ彼女とお話をしたくなったので彼女に話しかけることにしました。




