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絆 3

 どこか憂いを漂わせたまま紅茶をたしなむGINの相棒を前に、穂高はふと気づいたことに疑問を抱く。

(土方は、なんでここまでしてくれるんやろう?)

 GINには十数年前の貸しがある上に、生前の翠と交わした約束もある。彼が芳音のことで助力を惜しまないのは、それが起因しているのだろう。

 GINには藤澤会事件が表向きの解決を見てからしばらくののち、当時GINの上司だった警視とともに克美を訪れた経緯がある。そのときの克美は辰巳の死を知らなかった。そんな克美に会わせるわけにはいかないと言って彼らと対面したのが、克美のために信州での療養を決めて藪診療所に入院していた翠だった。

『あなたがたを、今の克美ちゃんと会わせるわけにはいきません』

 きっぱりとそう拒否した翠に、GINが願い出たそうだ。

『いつか、辰巳の遺したメッセージを克美さんに届けさせて欲しい』

 そう言って手渡されたのが、GINとその上司の名刺だった。克美が落ち着いたら連絡をもらいたい。何年でも待つという申し出に、「自分の死後は主人に託す」と伝えてふたりに引き上げてもらったと翠から聞いている。その名刺は、今も穂高が持っている。

 GINにそう思わせるだけの強い思いの内訳が、おぼろげながらも今日解ったわけだが、それを零が知っているのかは、正直なところ解らない。

 十年と少し前、GINが何かの事件でトラブルに見舞われ、スラム街で行き倒れになっていたのを助けた。そのとき自分がしたことと言えば、激しい頭痛に悩まされていた彼に鎮痛剤を与えたことと、聞けば危険と隣り合わせのスラム街で三ヶ月近くも身ひとつで生きながらえていたとのことで、部屋の提供をした程度だ。あとは個人としては兄貴分らしい、警視正に昇進した前述の上司に連絡をつけてやったこと。行動をともにしていた零とはそのとき初めて知り合った。だが、あくまでも彼らの仕事上での取引だった。彼女が個人としてここまで深入りするのは、どうも腑に落ちない。

(まあ、こいつらの関わっていた事件に関連していたXファイザーの子会社を買収したのは、そこそこのでかい貸しだと考えていいとは思うが……なんだかな)

 望と芳音になにごともなかったことで、よく頭が回るようになって来たからだろうか。冷静に考えてみれば、当時刑事だったGINたちから要求されたその取引に応じたことそのものが、GIN個人への貸しというよりも警視庁への貸しでしかない。穂高が今回GINに要請したのは、あくまでも日本帝都ホテルに辰巳の残留思念があると判断されれば、それを知らせて欲しいということだけだ。自分の身を削るようなリスクを負ってまで、辰巳や芳音の意向を汲むように言った覚えはない。

 となると、今回の彼らの尽力は、どう考えても割に合わない。穂高は過去の小さなお節介をネタに、自分が過剰な利子を払わせている気がしてどうにも気が重かった。零に至っては、GINの厄介ごとに巻き込まれただけの部外者だとさえ感じてしまう。

「土方」

 今回しばしば覗かせる零の諦めに近いネガティブな表情を見て、余計な節介虫が穂高を過剰に喋らせた。

「余計なお世話やろうけど。女性の立場として望の怒る心境が解る言うんなら、今回の件、土方にとって本当は不本意だったのと違うんか?」

 穂高と視線を合わさずに紅茶をすするすました顔が、一瞬だけ怪訝の皺を眉間に浮かばせた。

「私が風間に従わされている、と? あなたから見た私は、風間以下、ということですか」

 剣呑に細められた切れ長の瞳は、心からの不快を湛えている。男社会の中で前線に出ていたような女だ、負けず嫌いだとは予測がついたが、これほどとは思わなかったので諭す言葉に笑いが混じった。

「尖るな。そういう意味やない。結婚したそうやないか。中国籍では夫婦別姓な上に、あんたの風間への接し方があんまりにも変わりないさかい、風間から聞かされるまで気ぃつかんかってな。つい驚いてしもうたら、風間にえらい落ち込まれた」

「……余計なおしゃべりを」

 苦虫を潰したような顔をするくせに、零の真珠のような白い頬がほんのりと赤らんだ。

「さっき俺が芳音への対処を頼んだとき、かなり抵抗のある顔をしたやんな。ガキに手をつける倫理観から、っていうのんとはちょっと違うように見えてんけど?」

 以前ならば絶対に見せなかった、感情ののった表情が零の面に宿る。居心地悪そうにカップの縁を指で辿る落ち着きのなさを見れば、彼女がこの十年で多くの心の色を持つようになったと窺えた。改めて、時の流れを感じさせられる。そんな零の戸惑う姿と、なかなか素直になれない望の不器用さが重なった。

「もそっと風間に対して素直になれば? あんたが不本意ならば、風間が言っていた克美とのアポの件も断れるけど?」

 打診の言葉が、つい意地悪な口調になってしまう。相手がむきになればなるほど、こちらの有利になる発言を積み重ねて自滅していくことを経験が知っている。過剰な利子を取る気はない。未だに不器用な関係しか築けないこのふたりに、少しでも進展があれば相殺になるだろうか、という穂高の手前勝手な企みだった。

 だが零は、穂高の予想に反し、きょとんと目を丸くしただけだった。しげしげと穂高を見つめ、どこか不思議そうな表情さえ浮かべている。やがて肩をすくめて小さく笑うと、初めて柔らかな、そして少しはにかんだ笑みを見せた。

「安西さんがフェミニストだとは思っていましたが、まさか私のことまで女性扱いしていただけるとは思いませんでした。お心遣い、ありがとうございます」

「フェミニスト、それは初耳や。道理に適ってないことが気持ち悪いだけで、別に他意はない」

「では、そういうことにしておきます」

 彼女は「恐らくご理解いただけないでしょうけど」と前置きをしてから、思うところを語り聞かせてくれた。

「元々孤児だったところを暴力団関係者に拾われて、そんな環境の中で育って来た私です。生き抜くためにこの能力と身体を利用して来たのですから、今更そんな貞操概念はありません。それは風間も認識しているところです。ただ、それは特異な価値観ですから、特に芳音くんや望さんの年ごろであれば、そういったこともお互いの信頼関係の中で重要なファクターではないか、と思われます。本人たちには知られない形で終わりたかったな、と。それが少し悔やまれただけです」

 言外に穂高の早合点をなじることを忘れない彼女の弁は、穂高に異論の余地を与えないほど真っ当な正論だと思った。

「ご尤も。それについては堪忍というよりほかはない」

「私ではなく、望さんにですね。でももう今更な話なので、触れないほうが無難かと」

「せやな。ほんなら、お言葉に甘えさせていただく。その返しと言ってはなんやけど。風間の方は、あんたが思っている以上にその能力を使わせたくはないような感じだった、とだけは伝えておくわ」

 そう念を押した上で尋ねてみた。いくら身内とはいえ、そこまで妥協する必要はないのに、なぜ零がそこまでうちの事情に協力をするのか、その動機。

「動機……理由、ですか」

「とも言うかな。本来なら叶わないことをしてくれるわけやし、充分にこちらの意向は風間が汲んでくれていると思っている。土方までがそれにつき合う義務も責任もないと思うねんけど、あんたがそうしてくれるのは、なんで?」

 借りを作るのは性に合わない、と、彼女が辞退しやすいような内訳を吐く。彼女は少し難しい顔で言葉を選ぶように間を空けながら、思うところを言の葉にのせた。

「説明が難しいのですが……安西さんのお気遣いは、皮肉や嫌味ではなく、もったいないくらいありがたいものだと思っています。でも私は、自分の身を守るためにしか能力を使って来ませんでした。例えば安西さんのように、“病める人の支援を”とか。芳音くんや望さんのように、見知らぬ誰かに対してまで“幸せなひとときを味わって欲しいから”とか。そういう概念がありませんでした。そういった意味では、海藤辰巳や高木さんの“一般人が安心して暮らせる社会にするために”という理由から起こした藤澤会事件も、私や風間の中にある価値観を大きく覆した出来事でした」

 きっかけは、“個”という小さな存在。それに起因する強い思いが、波紋のように広がって大きな使命へと育っていく。当人がきっかけとした一人だけでなく、大きく広い範囲の庇護へと変わっていく。

 その一方で、きっかけとなった“大切な人”の切なる思いは置き去りにされた。土壇場になって気づいた辰巳や高木の後悔は、風間と零に“正義とは何か”を改めて考えさせられた。

「悪しき者を挫くことが正義だと信じて疑っていなかったのです。その大義のための犠牲に思い及ばなかった。私も風間も、自分に繋がる絆などないと思っていましたから」

 持って生まれた能力のために捨てられた子どもだった彼らは、誰かのための礎になることを受け容れる覚悟はあっても、そのために誰かが泣くかも知れない、という可能性には思い至らなかったらしい。

「人はよくも悪くも、存在している限り、絆というものが生まれるものなのですね」

 零は、GINを始めとした能力者の仲間たちと出逢ってから、馴れ合いにしか見えなかった人との繋がりに癒される自分を知った、と語った。能力者以外でも、在職時代の刑事仲間や、今の料理店を商い始めてからは、お客や軒を等しくする商売仲間との繋がりの中からも、そんなあたたかさを得た、と嬉しげに語る。

「人を信じられずに殻に閉じこもっていたころの私には、想像もつかない穏やかな毎日を過ごさせてもらっています。内側にこもるということは、気を濁らせることに繋がるのでしょう」

「気?」

「はい。風間の話では、人の魂は肉体を離れると、本来大気に還るらしいです。“気”は大気の“気”であり、気持ちの“気”でもあり。とめてしまっては濁るものです。澱となって濁って汚れ、それが新たな負の“気”を生み出すのだと。昨日阿南支配人に高千穂の間の換気を頼んだのも、それが理由だったと思われます」

 そして、それでも辰巳はそこに留まったままでいた。それほどの強い想いが、まだ燻っているということだ。

「……克美に遺した嘘、か」

「はい。彼は芳音くんとの接触で、克美さんのこれまでも知ったと思われます。風間の《送》だけでは伝え切れないと判断したのでしょう。私は海藤辰巳から、学ばせていただきました。直に出来ることなど何もありませんが、せめて風間のサポートをすることで、その恩に報いたいと思っています」

 自分の中で濁らせていた気が解放されるきっかけをくれた辰巳の心残りを解消し、気を自然に還すことで自分なりの恩返しをしたいと思っていた――それが零の“動機”だという。

「自己満足の綺麗事だと笑いますか」

 そう問うくせに、零の瞳は穂高がどう答えようと持論を揺るがせるつもりはないと告げていた。

(女扱いするとは思わなかったって……めっちゃモロに女の思考そのままやんか)

 言葉遊びを強いる零に、内心で毒を吐く。しばし提示されたメタファーの真意を探しあぐねて黙り込んだが。

「……自己満足、大いに結構と違いますか。恩送りの概念は俺の好むところでもあるし」

 おどけた口調でそう返せば、零が声を上げてくすくすと笑った。

「ご理解いただけて幸いです。私の自己満足のために安西さんが余計な心苦しさを味わうのは、どうにも後味が悪いので」

 こんな小さな綺麗事が、少しずつ人の心に浸透していけばいい、と彼女は言う。

「風間と同じ能力を持つもうひとりの仲間が、風間と同じように旅を続けています。今は世界中が疑心暗鬼に包まれて、(いさか)いが多い世の中ですけれど」

 心の奥底には、絆を信じたい思いが息づいている。内にこもって濁っているだけで、気を流してあげさえすれば、本来の輝きを取り戻せるはず。

「とはいえ、気長な話やな。情の通い合う世の中が来る前に、風間の寿命が来てしまいそうやん」

「風間の代が尽きたとしても、次の世代が育ちます。もうひとりの仲間然り、彼の娘もその意志を引き継いでいくでしょう。でも、風間にはくれぐれも芳音くんをそそのかさないよう釘を刺しておきますね。能力に対する彼の感度がかなりなものなので、妙な期待を持ってしまったようですから」

 笑いながら恐ろしいことを言ってのける零に、同じような笑みは返せなかった。

「釘じゃ足らん。磔にでもしておけ」

 ファンタジーに遭遇するのは、風間だけでたくさんだ、と、穂高は最後の最後で疲れ切ったという本音を漏らしてしまった。




 それから半時間ほどでGINがラウンジに姿を現し、北木とのパイプ役を半ば強引にやらされた。その後赤木とも連絡をつけて克美の状況を聞いた上で、詳細は直接やり取りをしてもらうことになった。

「さて。んじゃ、あとは久我さんを掴まえてもらえますか」

 あの鬼門の奔放熟女を「掴まえろ」などと簡単に言ってのけるGINに疲労感を思い出させられる。

「携帯の番号を教えるさかいに、自分でコンタクト取ってくれ」

「ケチ」

「休日に電話すると無視られるんや。アドレス登録してない番号のほうが、客の可能性を考えて通話に出る」

 半分苛立った口調でさじを投げると、GINはあっさりそれを了承した。

「納得。藤澤会事件のあとで任意同行しに行ったとき、目で殺されるかと思ったもんな。あの人、ぶっちゃけ怖い」

「……私がアポイントを取ればいいんでしょう」

 零が深い溜息とともに、貴美子の連絡先を登録し終えたGINの携帯電話を取り上げた。

「助かるー。零がいてよかったー」

「子どもですか、あなたは」

(夫婦漫才みたいやな)

 心配することはないか、と思えたら、自然と口角がゆるりと上がった。


 零が辰巳の名を餌にアポイントを打診すると、穂高の予想どおり、通話に出た貴美子は即刻との返事を返して来たそうだ。

「やっぱ」

「速攻か」

 GINと穂高のぐったりとした声が、不協和音となって重なった。

 だるい足を無理やり進め、ラウンジから出てロビーから正面玄関へ向かう途中で声を掛けられた。

「パパさん、ちょっとだけ時間をもらっても大丈夫かな」

 そう声を掛けて来たのは泰江だった。来る方角が正面玄関からではなく、ロビーの奥からだった。どうやら出て来るのを待っていたらしい。

「貴美子嬢を待たせてるから、数分くらいしかないけど、そんな程度でも平気か?」

「うん、大丈夫」

 泰江はほっとしたような笑みを零すと、まずは初見のふたりに簡単な挨拶をしてから再びロビーの奥へ走っていった。

「あ」

 と小さな声を上げたのは、GINだ。泰江の駈けていった方角から急ぎ足で近づいて来たのは、泰江のほかにもうふたりいた。

「あの、ありがとうございました」

 芳音がふたりに対して深々と頭を下げて礼を述べる。意外だったのは、もうひとりの言動だ。

「ありがとうございました。それから、零さん、本当にごめんなさい。すみませんでした」

 嫌なところが父親に似て人に頭を下げるのが嫌いだったはずの望が、芳音に倣って深く頭を下げ、零に向かって謝罪の言葉を述べた。

「何についての謝罪か、解りかねるのですが」

 零の発したその言葉に、皆が彼女へ視線を向ける。

「え、あの」

「私は風間のサポートをしただけで、あなた方からお礼や謝罪をされるような何かをした覚えがありません。ただ風間の身体を支えていただけですから、負担を掛けたことへのお詫びでしたら、風間に直接言ってあげてください」

 そう返した零の面は、まるで感情の見えない能面のような無表情だった。その隣でGINが軽く肩をすぼめ、それから苦笑いを交えて零の加勢をした。

「望ちゃん、こっちこそごめんな。今の俺ってアクシデントのせいでノーコン状態だから、色んな記憶がごちゃ混ぜになった状態のモノを視せちゃったかも。忘れてくれると助かるんだけど」

 GINはそう言って、望の額にトンと指先で触れた。目をしばたたかせた望は一度だけ小首を傾げたかと思うと、いきなり肌の色を首まで真っ赤に染めた。

「ち、ちが」

「てなことで、ツンデレも大概にしときなよー」

 そんなGINの言葉の最後は、多分望の耳に届いていないと思う。

「ちょ、のん! あ、あ、えっと。ごめんなさい! ホントにありがとうございました!」

 芳音もうろたえながらそれだけ言うと、逃げた望を追い掛けていく。

「のんちゃん、どうしたんだろ?」

 ぽんよりと呟く泰江には、穂高が帰るよう促した。

「あたたかなご家族ですね。楽しそう」

 零が目を細めて出てゆく三人を見つめながら、穂高の家族を賞賛した。

「温度を感じられるようになったのは、ここ数年の話や」

 と答えつつ、まんざらでもない自分がいる。言われてみれば、いつの間にか望と自然な形で顔を合わせられるようになっていた。

「風間、あんた望に何をした」

 あのリアクションはどう考えても、思念を送ったとしか思えない。

「や、お茶を濁すにはあーいうのが一番手っ取り早いかな、と思って」

「だから、何を送った」

「欲求不満が嫉妬の形になって視えたんじゃないの? って」

「ああ、それで“ツンデレも大概に”だったのですか」

「煽るな、阿呆が」

 芳音たちがタクシーに乗り込み、ホテルから去ったのを見届けると、穂高たちも次の場所へ赴くべく正面玄関の扉をくぐった。

「貴美子嬢は信じるかな」

 穂高はらしくもない弱腰な言葉を吐いた。そういった意味では似た概念を持っていると思われる貴美子の反応が気掛かりだったせいだ。

「彼女と克美さんには、直に話したいみたいっすから。彼女は辰巳と付き合いが長かったし、解ると思いますよ」

 GINはそれだけ言うと、先にタクシーの後部座席へ乗り込んだ。

「んじゃ、俺はしばらくログアウトします」

 後部座席の奥に身を落ち着けると、GINは窓にもたれて瞼を閉じた。

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