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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第7章 温泉旅行と夏休み
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第95話 武瑠と温泉


~~ホテル男湯~~

 なんで男湯なんだろうか……雪奈がついてきて女湯でよかっただろうに……まあ他に人がいないから許してあげよう。


「ティア、また洗ってやるよ」


 今度は何を言ってるんだ……


「だ、大丈夫だよ」

「いいから! ほら」

「う、うん……」


 いやーホントに押しに弱いですね。私……

私の体は武瑠に洗われていく。洗われているのに汚されているような気がするよ……


「んっ……」

「お前なんか濡れてないか? 漏らしたのか?」

「漏らしてないよ!」

「じゃあなんで「なんでもない!」……はい」


 なんとか黙らせることに成功した……てか普通にソコに触れないでほしい! せめて一言断ったりしてほしいよ!

 それにあの日から武瑠のことを気になっちゃってるんだから! おまけにお風呂は私と先生の初めてピーー!(自主規制)をした場所なんだからこうなっちゃうのは仕方ないことなんだよ!

 ……武くん? なんでずっと私のことを見てくるのかな? 浮気かな? ティナに言いつけるよ?


「じゃあ、流すぞ」

「うん……」


 私はシャワーを浴びさせられた。その後私は武くんと先に温泉に入ることになった。


「武さん? 後でティナにお風呂で私のことをずっと見ていたって言ってあげるからね。ついでに前世で私が慰めていたのを見たことも一緒に伝えてあげるね」

「それだけは勘弁して下さい。なんでもしますから」

「ん? 今なんでもするって「言ってない!」」


 言ってたよね? なんでもしますからって


「武くん私ね、新しい本が10冊くらい欲しいな」


 本10冊ってだいたい5000~6000円くらいするよね。だいぶ無茶ぶりだよね。


「……それでいいんだな?」

「約束だよ?」

「ああ、わかった。その代わりちゃんと黙っておけよ」

「うん♪」


 うん。黙ってはおくよ。武瑠がティナに言って、ティナが私に聞いてきても私はティナに無言を貫くよ。


「(こいつは鬼か!)」

「私は鬼じゃないよ? それで黙ってあげるんだから」

「人の思考を読むのはやめろ!」


 別に読んでないんだけどな……


~~ホテル603号室~~


「ただいま、お母さんはやかったね」


 部屋に戻って少しすると音色たちが帰ってきた。


「おかえりなさい、なんか昨日と同じようなお店しかなかったからね」

「やっぱりそうだよね……お母さん温泉入ってきたんだね」


 男湯はもう行きたくないな……


「そう……だね……」

「なんで歯切れ悪いの?」

「……ベツニナンデモナイヨ?」

「ただいま、なんだもうみんな帰ってたのか」


 先生が帰ってきた。


「なあ、ティアさっき上がったばかりで悪いが一緒にお風呂に入らないか?」


 武瑠が言うのと先生が言うのでここまで差があるとは……


「うん行く! あっ! でもエッチなことはダメだよ?」

「する訳ないだろ! いくら俺がロリコンだとしても小1には手を出さん!」


 先生、ロリコンっていう自覚あったんだ……

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