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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第7章 温泉旅行と夏休み
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第94話 自由行動2日目


 今日は旅行2日目で西側を観光することになっている。


「おはようお母さん。早いね」

「おはよう音色。音色も早いね」


 なんかこういう時って早く起きちゃうんだよね。

 

「おはようティア」

「おはよう先生」


 私たちは寝ている紅葉と葵を起こして着替えた。


「お母さん、今日も喫茶店の服なの?」

「なんかこれのほうが便利だし落ち着くからね」

「そうなんだ……」


 この後、朝食を食べに行った。朝食はバイキング形式で好きなものを食べるのだが、紅葉はめっちゃ食べてた。紅葉って食べる量が異常なんだよね。なんで太らないのかな?


~~ホテルラウンジ~~

「じゃあ今日もくじ引きをしてもらうぞ」


 今日もくじ引きで班を別けるらしい。結果は


1班 私、武瑠、武くん、雪奈

2班 先生、ティナ、詩織さん

3班 葵、音色、紅葉


 という感じになった。3班が良すぎる。紅葉、そこをどけ! 私が入ってやる!


 まあなんやかんやで移動開始



「なあ、何処に行くんだ?」

「この先にあるお土産屋だよ」


 武瑠の問いに私が答える。そしてしばらくそこでお土産とかを買ったりした。


「父さん、あそこに行きたい」


 武瑠が何か言ってるが私たちが引っ掛かったのはそこじゃなかった。


「「パパって呼ばなくていいの(か)?」」

「呼んでねーよ!」

「え? でもこの前「気のせいだよ!」……そうなんだ」


 武瑠が赤くなっていた。お詫びに少しくっついてあげよう。


「えいっ!」

「おま、バカくっつくな!」


 武瑠は照れていて、武くんと雪奈はニヤニヤしていた。


「……ダメ、なの?」


 私は少し悲しい顔をして言った。


「……いやじゃない」


 武瑠は照れていたが、とても嬉しそうだった。雪奈たちはこれが何かの漫才に見えていたのか笑いを堪えていた。


「そう? 良かった」


 それからいろんな所をまわったが午前中だけで観光が終わってしまい、午後は暇をもて余していた。


「なあ、午後はどうするんだ?」

「もう部屋に戻って温泉に入ってようかな……」

「そうか。なあティア、一緒に入らね?」


 こいつは遂に頭が壊れたようだ。


「武瑠……いいお医者さん知ってるから診てもらいな」

「別におかしくないよ!」


 いいから診て貰いなよ……


「ねえティア、一緒に入ってあげたら?」


 何を言ってるんだ。雪奈も診て貰ったほうがいいんじゃないかな?


「ママも診て貰いな」

「別におかしくないよ!」


 おかしい人はそうやって返すのはもうわかってるから……


「ティア、一緒に入ったらドーナツ買ってあげる」

「……しょうがないなー」


 ドーナツなら仕方ないな……よし、武瑠と入ってあげよう。あまり一緒に入りたくないんだけどね。私の大事な所とかパンツとか見られちゃうし

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