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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第7章 温泉旅行と夏休み
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第91話 自由行動


 さてどこからまわろうかな?


「ティル、これ食べない?」

「うん、食べる」


 雪奈から温泉まんじゅうを貰う。


「美味しいね」

「ティル、あれ見ないか?」


 紅葉が指した場所はお土産屋だった。


「よし、行こう」


 そんな感じで色々見ていった。お昼はあらかじめ喫茶店に決めている。


ーー音色視点ーー


 私は葵姉とティナ姉さんと詩織さんと行動していた。今はソフトクリームを食べている。私は抹茶味を食べている。


「葵姉、その黒いのは何?」


 葵姉が凄い黒いアイスクリームを食べていた。


「これ? 胡麻味だよ」


 胡麻味なんてあるんだ……ん?


「ティナ姉さん……それは?」


 ティナ姉さんは凄い茶色くてアレな形をしていたものを食べていた。


「これは、かりん糖味だよ。見た目はサービスだって」


 いらないサービスだね。というかかりん糖味のアイスクリームって……え? 何あれ?


「詩織さん? それはなんですか?」

「これ? 奇跡のミラクルアイスクリームっていうやつだよ?」


 絶対それ人気ないよ……虹色のアイスクリームなんて地雷臭しかしないよ。なんだろうこのパーティーメンバー全員ヤバい気がするんだけど……


ーー武視点ーー


 まさかくじ引きにしたとはいえ男だけになるとはな……


「先生さんよ、この状況はどう思いやす?」

「あり得ないでごわす」


 凄い語尾で返して来たぞ……ごわす。ってなんでごわすか。


「パパ、あそこに行こうよ」


 武瑠が指したのは遊園地だった。

 まあたまにはいいだろう。どうせ男しかいないしな。


「先生はいいですか?」

「別に構わない。どうせ男だけなんだ。男だけでしかできないことをしようじゃないか!」


 先生も同じ考えのようだ。


「じゃあ行くぞ!」

「おーー!」


~~遊園地~~


「武瑠、どれに乗る?」

「あれがいい!」


 武瑠はコーヒーカップを指した。


「よし! じゃあ乗るか!」

「武、ちょっといいか?」

「なんですか?」

「二人で乗って早く回してどっちが先にダウンするか勝負しないか?」


 面白そうだな。


「よし受けてたつ! 負けたら昼飯奢りだ!」

「わかったいいだろう」

「武瑠は1人で乗っててくれるか?これから男と男の勝負をしてくる!」

「わかった。絶対勝ってねパパ!」

「当たり前だ!」


 俺と先生は同じコーヒーカップに乗った。

そして動き始めた。


「よし! 回すぞ! うおおおりゃー!」

「うおおおおお!」

「(うわー恥ずかしい! こんなのが父親とその先生なんて……めっちゃ動画撮ってる人がいるよ……っていうかあの人ティアの喫茶店によく来ている人じゃなかったっけ?)」

「(これは面白いところが撮れてますね♪ いい素材になりそうです。少し尾行してみましょう)」


 結果から言うと先生と俺は引き分けで終わった。理由はコーヒーカップが止まった瞬間に両方ともふらふらになったからだ。そして今椅子で休んでいる。


「そろそろお昼にしない?」

「そう……だな。じゃあそこにある喫茶店にしようか」


 俺たちは喫茶店に移動した。

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