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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第7章 温泉旅行と夏休み
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第89話 温泉旅行に行こう!


 今日から温泉旅行だね。早く用意しないと武くんの車来ちゃうね。今回の旅行メンバーは私、武瑠、音色、雪奈、紅葉、葵、ティナ、武くん、(飯田)先生、詩織さんの10人で行くことになっている。


「おはようティアちゃん」

「おはようございます詩織さん。どうしたんですか? 凄い眠そうですね?」


 詩織さんには凄い隈ができていた。


「昨夜、雪奈に突然明日から旅行だからって言われて急いで準備したんだよ」


 なるほどそれで雪奈に怒って、雪奈怖くなって私の部屋に来たんだ。


「おはようティア」

「おはようママ」


 雪奈が降りてきたので嘲笑する。


「な、何よその顔は!」

「別に~」

カランカラン♪

「おーい、雪奈来たぞ」


 武くんが迎えに来たようだ。


「戸締まりOK! じゃあ行くよティア、詩織」

「「ふーん」」

「な、何なのよ!」


 私と詩織さんは武くんの所に歩いて行く。


「どうしたんだ?」

「雪奈がまたやらかしただけ」

「ならいいが戸締まり一応確認しとけよ」

「わかった。ちょっと見てくる」


 私と詩織さんは戸締まりを確認しに行った。


「大丈夫だったよ」

「そうか。じゃあ行くぞ!ひとっ走り付き合えよ!」

「「「OK! start your ◯◯◯◯!」」」

「なぜに◯ルトさん……」


 雪奈、なぜツッコんだ……

 すると紅葉が雪奈の胸元を掴んで必死に訴えた。


「駄目だー! そんな紛い物のツッコミをするなー!

 俺たちのボケは本物だ!

 みんな必死にボケてきたんだよ!

 そうやって刻まれてきたボケなんだ!

 それなのに自分だけツッコミにまわろうとするなんて、お前の人生だって、ボケ一筋だったはずだろー!」


 あの名シーンが……


「ティルは死んだ。彼女は一般的な家庭に産まれたティナと双子の妹……」


 全部覚えてるのか……っていうか全部言ったよこの人! 長いよ! あと私の恥ずかしい過去を蒸し返さないで!


「今の茶番とさっきのスタートなんとかっていうのはなんなんだ?」


 まさか知らないのか武瑠! 貴様それでも人間か!


「武瑠は帰ったらテレビを見ようか」


 ティナも武瑠を人として育てるためにあれを見せるようだ。

 こうして私達は温泉旅行に出掛けた。ちなみに葵と音色と先生は現地集合になっている。

車の中ではさっきみたいなことを続けていた。それと雪奈がティルについて語り捲った。おまけに録音したものを流したりして凄い恥ずかしかった。

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