第88話 温泉旅行の準備をしよう!
明日からは夏休みが始まる。そして明日から三泊四日で温泉旅行に行くことになった。
~~教室~~
「はい、みんな明日から夏休みが始まるけど、事故とかには気をつけてね。宿題も忘れたらダメだからね早めに終わらせるように」
「「「はーい」」」
君たちは一体どうやって日記を早めに終わらせるのかな? まあ私はもうやり終わってるんだけどね。読書感想文も普段読んでた音無さんの本の感想書いただけだし。自由研究はお店で1週間の間に来るお客さんの数をグラフにしただけだし。グラフにしたら木曜日だけ1人になったけど……
「じゃあ気をつけて帰ってくださいねさようなら」
「「「さようなら」」」
よし、地下室行こう。
~~地下室~~
「そういえばティアは4日間居ないんだっけ?」
優香が聞いてきた。
「そうだよ。だから明日からはお店に来ても誰もいないよ」
「そっか。お母さんに外に出ろって言われたらどうしようかな……」
私がいたらお店で寝る所だったんだ。
「まあ、頑張れ」
最近優香も授業中に寝てるから普段の時はあまり寝なくなったね。
~~喫茶店~~
「ただいま」
「おかえり、ティア早めに準備しなさい」
「わかってるよ」
まだ不機嫌だね。そんなに武瑠にお金払いたくないのかな? 新品の靴は雪奈に任せたらサンダルみたいなのでした。喫茶店のと同じやつ。
~~ティアの部屋~~
さて何が必要かな? 三泊だから……取り敢えず下着類は6つにしておいて2つは別にしておこう。また奪われないように。服は……制服でいいかな? 一応ワンピースと服1セット持っていこうそれとパジャマを入れて。それと歯ブラシと歯磨き粉と本1冊と櫛と手鏡に髪ゴムと靴下も入れとかないと。
それと手持ちのバックに本1冊と絆創膏とイヤホンと音楽プレーヤーとお財布かな?
実は喫茶店で働いてるから意外とお金は持ってるけど今回は3千円ぐらいにしておこうかな。
よし、これぐらいだね。そろそろ夕飯用意しようかな? 最近は週1で朝食を週3で夕飯を作っている。もちろん材料は雪奈か詩織さんが買ってくる。今晩は焼き魚と味噌汁という凄い質素になった。
明日朝早いから今日はもう寝ようかな?
「ティア、まだ起きてる?」
雪奈が入ってきた。
「どうしたの?」
「今日は一緒に寝よう」
「え? いいけどどうしたの?」
「なんでもない」
どうしたのかな? まあ、いいや。
「おやすみママ」
「おやすみ」
私は目覚ましをかけて眠りについた。
「(詩織って怖い! ちょっと旅行のことを言わなかっただけであそこまで怒る? まあ明日なのに言わなかった私が悪いんだけどさ!)」




