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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第6章 ティアの小学生生活
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第87話 拷問と願い事


 倒れた3人を放置して私は学校に登校する。


~~教室~~


「おはよう優香」

「おはようティア、夏服になったんだ。可愛いね。それより彼氏くんは?」


 彼氏くんじゃないんだけどね。


「ちょっと罰を与えただけだよ」

「夫婦喧嘩もするんだね♪ あっこれ返すよ」


 昨日のパンツを返された。


「ちょっと優香にも話すことがあるよ?」

「ZZZ……」


 寝るの早!? 一瞬だったよ……もういいや、本読も


「はい、みんな席について。ティアちゃん夏服かな? 可愛いよ。そういえばそろそろコスプレも終わりか……」


 そういえばそうだった……でももう今後もこれでいいかな?


「武瑠くんが見えないけどティアちゃんどうしたの?」


 なんで私に聞いてくるのかな?


「昨日私を怒らせた罰を与えたら気絶したから置いてきた」

「じゃあ、授業始めるよ」


 触れないんだ……まあいいと思うよ。

 結局この日武瑠が学校に来ることはなかった。


~~喫茶店~~


「ただい……どうしたの?」


 帰ったらティナと武くんと紅葉に凄い睨まれた……朝の件かな?


「ティア、朝のアレはなに?」

「中華料理だけど?」

「違うわよ! 味の話をしてるの! なんであんなに雪奈味してるの!」


 雪奈味って……


「ママのあの味は遺伝子レベルで受け継がれてるんだよ? なら、娘の私が出せない訳ないじゃん」

「それもそうか……じゃなくてなんで私はそれを朝から食べさせられたの!」

「ママが誘わなかったら紅葉は食べなくて済んだのにね」

「じゃあアイツが悪いのね! ちょっと雪奈!」


 紅葉は雪奈の元へ向かった。


「よし、ティア今度はこっちの話だ」


 ……第2ラウンド突入ですか。


「なんで武瑠にも食べさせた?」


 この二人もかなり親バカだね……


「武瑠が昨夜したことを全部聞けばわかるでしょ?」

「昨夜したことって?」

「私の体に触り捲った挙げ句私の大事な所を触り捲った。人生初めての絶頂を武瑠にさせられたよ……(ボソッ)」

「そ、そうか。でもティアは武瑠と結婚するんだからそういうのは関係ない」


 は? 何言ってんの?


「武くん、頭狂った?」

「さすがに私も引くよ……」


 ティナも私の意見に賛同した。まあ当たり前だよね?


「ちょっ! ティナまで引くな! 俺が悪かったから引かないでくれ!」


 武くんはティナに弱いね。


「ティアちゃんは武瑠くんとそんなことをしたんですか。小学1年生なのにませてますね」

「ませてないから! 武瑠がやったんだから! っていうか雪奈が入れ知恵しただけだと思うから!」

「「なんだと!?」」


 音無さん酷くない? まあなんとか助かったけど……

 その後、雪奈は亀甲縛りで縛られて喫茶店で拷問されることになった。笑い堪えるのが大変だよ。


「雪奈、何をしたんだ?」

「ティアと武瑠くんを同じお風呂に入れさせてティアのパンツを全て没収して同じ布団に入れ……まし……た」


 めっちゃ怖いな……武くんってヤバいね。


「他には?」

「武瑠くんにティアは押しに弱いから強く頼めばなんでも聞いてくれるからティアにいろんなことをしちゃいなさいって言いました」


 私ってそんなに押しに弱いかな? ……弱いね。もしかして断ることを知らないのかな?


「「「有罪(ギルティ)!」」」


 満場一致だね。まあ当然さ。


「お前には武瑠の夏休みの旅行費を負担してもらう」

「そんな~」


 落ち込む雪奈……そういえばそろそろ新しい靴が欲しいな……


「ママ、私新しい靴が欲しい。それとドーナツの無料券」


 私はお願い? をしてみる。


「わかった……」


 なんか今ならなんでも聞いてくれそう……


「私はここの無料券が欲しい!」

「調子に乗ってんじゃねぇ!」


 紅葉、雪奈に制圧される。雪奈不機嫌だね。仕方ないから今晩は美味しい料理を作ってあげるね。

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