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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第6章 ティアの小学生生活
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第85話 ティアと武瑠と消えた明日のパンツ


 さて、じゃあ飲み物持って部屋に戻るか。


~~ティアの部屋前~~


「スー……これがティアの匂い……」


 アイツ何やってんの!? 人の枕に顔を突っ込んで匂いとか嗅がないで欲しい! でもここに入るのは気まずい……仕方ない。


「武瑠、扉開けて!」

「!? わかった!」


 武瑠がたった今私が閉めた扉を開ける。


「ありがとうはい、これね」


 私はリンゴジュースを差し出す。


「サンキューティア」

「どういたしまして」


 私と武瑠は部屋に置いてあるテーブルの前に座る。


「なあ、ティア」

「なに?」

「さっき貰った夏服……着てみてくれないか?」

「……ん?」


 今なんて言った?


「着てくれないか?」

「い、いいよ……」


 なぜ許したんだろう。でも着替えを堂々と見ないで欲しい……


「武瑠、恥ずかしいよ……」

「ご、ごめん」


 私は夏服に着替えて青い帽子を被る。


「どう……かな?」

「すげー似合ってるぞ」


 私は急に恥ずかしくなって下を向いてしまった。


「ありがとう……」


 そして夕飯を済ませた後のこと。


「じゃあ二人でお風呂に入ってきちゃって」

「はあ?」


 雪奈の発言に声を上げた武瑠。私から見ればただの子供とお風呂を入る感覚なので問題ないと思う。


「武瑠くん良く聞いて実はティアはね……ゴニョゴニョ」


 なんか吹き込んでるし……


「わかったよ! おばさん!」

「グハっ!」


 雪奈にクリティカルダメージを与える。

まだ27だもんね。


「よし! ティア行こう!」

「えっ!? ちょっと! おばさん何吹き込んだの!」

「ティア、あとで覚えておきなさい」


 私は武瑠に誘拐された。もちろん着替えは忘れない。私のパジャマはワンピースタイプである。

 そして私と武瑠はお風呂に入った。


「ティア洗ってあげるよ」

「ええ!?」

「ほら、前向きな」


 私は何故か体を洗われることになった。


「うひゃっ!」


 なんで素手で洗う……まあタオルで強く洗われるよりはマシだけど……


「次は前な」

「ま、前はいいよ!」

「ほら、洗うぞ!」

「う、うん」


 なんで私が武瑠に前まで……っていうか今日の武瑠積極的過ぎない?


「んあっ……」

「変な声出すなよ」

「仕方ないでしょ! そんな所触って!」


 普通、男の子は女の子の大事な所を洗わないと思うんだけどな……


「ほら、シャワー流すぞ」


 私にシャワーを流す。洗ってる時に私がかつて持っていた肉の棒があたっていたのは内緒。

 その後私も武瑠を洗うことになって二人でお湯に浸かる。


「じゃあそろそろ出るね」

「そうか。じゃあ先に出ていいよ」


 さすがにこういう所は理解してたか。


「あれ?」


 またパンツがないんだけど……

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