表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第6章 ティアの小学生生活
87/194

第84話 下校と夏服


 ううっ、凄いスースーする……ミニスカートとかじゃなくて良かった。でも全然良くないね。


~~教室~~

「おや? ティアどうしたの?」


 優香がニヤニヤしながら言ってくるがここに乗ったら終わるので軽く話す。


「な、何でもないよ?」

「そう?」


~~下校中~~


 現在の私は喫茶店の制服に青い帽子を被りランドセルを背負ったノーパンのオッドアイ白髪JS幼女です。そんなことよりもさっきから凄いスースーするよ……みんなから見えてないかな……大丈夫かな……凄い不安だよ……

 次の瞬間強い風が吹いた。


「キャッ!」


 私は慌ててスカートを抑える。武瑠の顔は赤くなっている。見えてないよね? 大丈夫だよね?

 そんなこんなで喫茶店につくころには武瑠の顔が真っ赤だった。見えてなかったよね? っていうかなんで今日はこんなに風が凄いの! 辞めてよ! 私はこの前泣き崩れたばっかりなんだよ! これでも神様なんだよ!


「今のティアには神様の威厳とか全くないな」

「煩い!」


 なんで心読めんだよ!

 私は自分の部屋に行きパンツを履いた。

階段上がる時に武瑠が中まで入って来ていた。見たかったのかな? まあ見たいよね。

 私は厨房に行くと雪奈と武瑠がいた。


「そうだったティア、今日ティナも武もいないから武瑠くんがうちに泊まるから」

「え? じゃあ今誰が注文やってるの?」


 ティナがいないなら平日は誰もいないはず……


「見て来なさい」


 私は見に行くと


「葵!」


 葵がティナと同じ制服を着ていた。


「ティアちゃん、この店って平日はホントに人来ないよね」

「そんなこと言ってると給料減らすよ!」


 雪奈の声が聞こえた。


「じゃあこっちは大丈夫だから休んでていいよ」

「ありがとう葵」


 私は厨房に戻った。


「ティアそろそろ夏服の時期でしょ? だからコレ喫茶店の夏服」


 渡されたのは半袖のワイシャツと前にボタンが2つ付いた水色のベストとフリルの付いた黒色のミニスカートとお決まりの水色リボン、それを4セット。


「明日からはそれで登校してね♪」 


 マジか。ミニスカートはやめてほしいです。


「はい……」

「それじゃ、武瑠くんと部屋で遊んでなさい♪」


 武瑠本当に泊まるんだ……冗談かと思った。


「ほら、早く行こうぜ!」


 お前はなんでノリノリなんだよ!


~~ティアの部屋~~


 結局武瑠を部屋に連れて来てしまった。


「(ここがティアの部屋か。いい匂いがするな)邪魔するぞ」

「……」


 武瑠は私のベッドの上に座る……遠慮とかないのかな? それに何か変なこと考えられたような気がするんだけど……


「じゃあ私、飲み物持ってくるから」

「俺はリンゴジュースで」

「わかったよ」


 私は飲み物を取りに厨房へ向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ