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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第6章 ティアの小学生生活
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第82話 健康診断


~~地下室~~

 今日は健康診断があるため私は地下室で着替えていた。なぜ教室じゃないのかって? 今日あるのは健康診断つまりインナーは許されないから。相手が子どもだからとはいえさすがにクラス全員には見られたくない。だから私は地下室に来ている。そろそろ戻らないといけないね。

 私は地下室の鍵を閉める。今日は帰りまで着替えられないので着替えはここに置いていく。


~~教室~~


「おはよう優香」

「ティアおはよう、着替えて来たの?」

「地下室で着替えて来たんだよ」

「そうなんだ。優香も帰りはそっちで着替えようかな」


 先生が教室に入ってくる。


「はい、みんな健康診断にいきますよ」

「「「はーい」」」


 私達は保健室に移動する。まずは身長体重からだ。


「はい、125㎝で24kgですね。次、ティルスティアさん」


 私か、どうせ身長低いのわかってますよ……


「はい、102㎝で15kgですね。可愛いですよ。次」


 ほら前の人より20㎝以上も小さいよ……

 次は視力検査、聴力検査、歯科健診、心電図をした。そして最後の内科健診に行った。


「ティアちゃん! 待ってたよ!」

「紅葉……さん! なんでここに!」


 危なかった。みんなの前で呼び捨てにするところだった。


「私は一応研究者じゃなくて医者だからね」


 そういえば紅葉も昔は『あたし』って言ってたはず……


「そうだったんだ……」


 武瑠も初めて知ったようだ。

 それから全て終わり私と優香は地下室に向かった。その時後ろからとある少年Tがついてきた。少年Tには着替えさせられた上に大事な所見られただけでなく触られたからどうでもいいや……


~~喫茶店~~


「ただい『あのね、ティルおおきくなったらせんせーとけっこんするの!』って何音色に聞かせてんだ! ヤメロ! っていうかなんでまだもってんだよ!」


 私は帰ってそうそう音色に私の酔った時の声(黒歴史)を聞かせている雪奈に怒った。


「こんなものもあるよ」

『せんせーだいすき! ティルはせんせーとせーこーい? をしてせんせーのこどもたくさんうむの!』

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"っ!!!」


 辞めて! 辞めてください……


「トドメはこれで!」

『※運営様に勝てませんでした』

「……」


 音色は赤くなっていたが私の心は折られ泣きそうである。というか若干泣いている。


「ひっく……ママひどいよ……」

「ごめんね。でもティアちゃんとティルは別人だから関係ないよね♪」


 私は泣き崩れてしまった。その日の夕飯は少し豪華だった。その後雪奈と音色と3人でお風呂に入って寝た。

 そして夏休みにみんなで温泉旅行に行くことを約束させた。

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