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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第6章 ティアの小学生生活
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第79話 音色のお泊まり


 ある土曜日の夕方喫茶店が閉店してその片付けをしてる時のこと


「久しぶりだなティア」

「先生!」


 久しぶりに(飯田)先生がお店にきた。その後ろには葵と音色もいた。


「どうしたの?こんな時間に」

「ああ、取り敢えず中に入ってもいいか?」

「いいよ」

「実はな明後日から1週間俺も葵も仕事で家に居ないんだよ。だからティアの所音色で泊めてもらえないか?」


 音色とお泊まり……めっちゃしたい!


「ちょっと聞いてくるね」




「ママ!」

「どうしたの?」

「実はね……」


 私は音色が泊まりたいということを話した。


「別にいいよティアも娘と一緒に居たいでしょ?」

「うん♪ ありがとう♪」



「大丈夫だって♪」

 

 私は戻って先生に伝えた。


「すまんティア! 助かる!」

「じゃあ、お母さん明日から音色をよろしくね」

「うんわかったよ」

「じゃあ明日の朝また来るからな」

「わかった待ってるよ♪」


 先生たちは帰っていった。明日か……楽しみだなぁ……


 翌日……


「おはようティア、早いのね」

「おはようママ」


 今日が楽しみ過ぎて早めに起きてしまったよ。え? 夜? 子供の体なんて夜は起きられないよ。


カランカラン♪

「ティア来たぞ」


 先生が来たね。お迎えに行こう。


「待ってたよ」

「お母さん、1週間よろしくね」

「こっちこそよろしく。ゆっくりしていってね」

「ありがとう」

「それ、私の台詞なんだけど……」


 雪奈が何か言ってるけど聞こえないね。


「じゃあ頼むな!」

「任せてよ! 先生も気をつけてね! いってらっしゃい」

「わかってるよ。いってきます」


 こういうのは久しぶりだね。最近は先生とは全然あってなかったからね。


「じゃあ音色、私の部屋でいいよね?」

「うん大丈夫だよ♪」

「じゃあこっちね」


 私は自分の部屋に案内する。


「ここだよ。好きに使ってね」

「ありがとうお母さん」


 おっと、そろそろ開店だ。


「じゃあ私は喫茶店で働いてくるから、ゆっくりしててね」

「いいの? 私働かなくて?」

「別にいいよ。音色は私の娘なんだから」

「じゃあそうさせて貰うね」

「じゃあ行ってくるね」

「いってらっしゃい」


 私は部屋を出た。今日の夜が楽しみだな。音色といろんなことを話したいな。



 開店時刻……



「いらっしゃいませ音無さん」

「こんにちはティアちゃん、なんか機嫌がいいですね」

「実は音色が今日からお泊まりなんですよ♪」

「そうなんですか。親子で楽しんでくださいね」

「ありがとうございます」


 音無さんはいつもの席に座り小説を書き始めた。よし! じゃあ今日も仕事を頑張るぞい!

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