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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第5章 ティアの日常
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第73話 新旧知り合いラッシュ


 あれから数週間が経った月曜日のこと

私は今日は代休日で学校が休みになって喫茶店で働くことになっている。


 開店時刻……


「いらっしゃいませ音無さん」


 今日も最初に来たのは音無さんだった。


「こんにちはティアちゃん月曜日にいるなんて珍しいですね」

「今日は代休日なんですよ」

「そうでしたか……いつもの奴をお願いしますね」

「かしこまりました」



 数時間後……



カランカラン♪

「いらっしゃいませって葵! 音色!」


 葵と音色がきた。珍しいな……


「今日学校がたまたま休みだったからきたよ。お母……ティアちゃん」

「別に大丈夫だよ。あそこにいる音無さんは知ってるから」

「そう? じゃあ、お母さん久しぶり!」

「久しぶり、お母さん」

「久しぶり葵、音色」

「なるほど、その人がティアちゃんのお子さんたちですか」

「正確にはティルの娘だけどね」

「そうですね」


 そう言えば(飯田)先生はどうしたんだろう…


「葵、先生は?」

「お父さんは今日も仕事行った」

「そうなんだ……まあ音色、葵ゆっくりしていって」

「じゃあ、メロンソーダ頂戴」

「私はコーヒーで」

「わかったよ」


 数分後……


カランカラン♪

「いらっしゃいませって優香!」

「ティア、お母さんがうるさいからきたよ。寝てていい?」

「別にいいよ」


 お母さんは多分普段寝てるからたまには遊びに行けって言ったんだろうな……

 あと、あれから優香のことを「優香!」って言ったら「ティア!」って呼んでくれてそれ以降呼び捨てで呼んでいる。


「ありがとうティア」


カランカラン♪

「いらっしゃいませ」

「久しぶりに来たよティアちゃん」


 珍しく紅葉とティナが来た。なんか今日知り合いしか来ないな……


「紅葉さん! 久しぶりですね!」

「前みたいに話してくれるとありがたいな」

「そう? じゃあ紅葉久しぶり!」

「久しぶりティアちゃん! あっ! 音色ちゃん!」


 音色に話かけにいった。


「久しぶりです。紅葉さん」

「あっ! みんな来てたんだ」


 雪奈が出てきた。


「私、パンケーキで」


 注文するティナ


「わかったよティナ、今作ってくる」


 それに答える雪奈


「たまにはティアの作った奴が食べたいなあ……」


 変なことを言い出した紅葉。


「私も食べたい!」


 そこに乗っかるティナ……


「そうですね。私も食べてみたいです」

「ティア、優香も食べたい……」

「ティアの手料理、ママも食べたいな」


 音無さんに優香に雪奈まで……


「私も久しぶりに食べたいな」

「私も食べたい!」


 葵と音色が食べたいと言ったなら作ろうじゃないか!


「よし! じゃあ作ってくる!」

カランカラン♪

「俺も食べる!」

「俺もよろしくティアちゃん」


 武瑠と武くんが入ってきた。


「わかったよ……」


 私は作りに厨房へ移動し材料を取り出し作ること小一時間後……


「できたよー」

「待ってましたー!」


 真っ先に反応したのは紅葉


「「「いただきます」」」


 みんな一斉に食べた。


「「「美味しい(です)!」」」

「ティアこんなに料理できたのか!」

「ティアはいいお嫁さんになるね!」


 武瑠と優香に凄い誉められた。優香って普段は寝てるクセにこういう時だけは活発だね。


「ありがとう♪ お会計は全部紅葉につけとくから気にしないでいいよ」

「え!? ちょっ!」

「紅葉ありがとう」

「紅葉さん、ありがとうございます」

「紅葉さん、ご馳走さまです」

「ああもう! いいよ! 奢ってやるよ!」

「「「ご馳走さまです!」」」


 結局今日は普通のお客さんは来なかった。

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