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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第5章 ティアの日常
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第62話 幼女の力


 喫茶店が開店した翌日……

 今日もお仕事! ホントつらい! でも何もしないあの時と比べると大分マシ!


「ティア、朝ごはんよ」

「わかった今行く!」



 AM.11時 開店


 今日はお客さんどれくらい来るかな? 私の予測では5人前後!

カランカラン♪


 もう来たか……って昨日の人!


「いらっしゃいませ」

「こんにちは、今日もいいですか?」

「はい、大丈夫ですよ」

「ありがとう」


カランカラン♪

「いらっしゃいませ」

「(ホントにオッドアイ白髪ロリ幼女だ!)」

「お好きな席へどうぞ」


 数十分後……


「ありがとうございました」


カランカラン♪

 

 もう3人目来たか……今度は二人組か……


「いらっしゃいませ」

「「(オッドアイ白髪ロリ幼女!)」」


 数十分後……


「ありがとうございました」




 閉店後……

 結局今日の人数は私の予測を大きく上回り10人来た。ネットワークを甘く見てたな……


「ティア、明日は忙しくなるから、覚悟しておいてね」

「わかってるよ」


 翌日……


 今日は土曜日普通の人は休日、一部の人は通学及び通勤。私は今日も出勤です! マジ鬼畜……


 AM.11時 開店

カランカラン♪

 今日は開店直後に1人入ってきた。


「いらっしゃいませ」

「(おお、あの噂は本当だったのか……どうやらここが私の楽園(エデン)だったようだ……)」


 あなたにとっては楽園かもしれないけど、私にとっては地獄です。


「お一人様ですか?」

「はい」

「こちらへどうぞ、ご注文が決まったらお呼びください」


カランカラン♪

「いらっしゃいませ」

「(おお、ここは天国か……)」

 

 いいえ、私にとっての地獄です。


「お一人様ですか?」

「はい」

「こちらへどうぞ」


 5分後……


カランカラン♪


「いらっしゃいませ、書いていて構いませんよ」

「ありがとう」


カランカラン♪

 今日どんだけだよ……まだ始まって10分だぞ……


「いらっしゃいませ」

「(銀髪紫目ロリ幼女!)」


 それは私の前の姿です。何故あなたが知っているのですか?


「こちらの席へどうぞ」

「すいませーんお会計お願いします」

「はーい」


 私はパタパタとレジに向かっていく


「「「(あの子動く度にパタパタしてて可愛い! いくらでも見ていられる!)」」」

「……」


 数時間後……


 今お店には珍しく多くのお客さんが来ていた……


「ママ! ナポリタン2とコーヒー3とカフェモカ1とトースト2とパンケーキ1」

「わかった! 詩織! 飲み物とトーストお願い!」

「任せて雪奈!」

「すいませーんお会計お願いします」

「はーい、790円です」


 私はレジに向かいながら値段を言う


「「「(なんで顔見ただけで値段が分かるんだ……)」」」

「(……っは! これは俺の価値が790円だと言うことか!)」

「そんなことありません。お客さんの価値なんて私はわかりません」

「(心読まないで!)これでいいかい?」

「はい、ちょうど。ありがとうございました」

「(ティアちゃんなかなか凄いですね。これは参考にさせて貰いましょう)」


 閉店後……


「疲れた~」

「お疲れ様、ティア」


 雪奈が夕飯を出してくれた。


「明日からはティナも働いて貰うことになってるから二人で協力してね」


 1人増えてくれるのはありがたい。明日は日曜日だから確実に今日より増える。


「大丈夫。これでも元双子なんだからコンビネーションにおいては最強だよ?」


 そう言って私はお風呂に入って、早めに寝た最近寝る時間が早くなってる喫茶店始まる前は9時くらいだったのに今は8時に寝てるよ……

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