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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第5章 ティアの日常
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第59話 ティルスティア

キーワードに『転生』と『神様』と『オッドアイ』の3つを追加しました。


 ()は全て思い出した。


「雪奈、ううんママ……皆を呼んで来てくれる?」

「わかった。ちょっと待っててね♪」

「ティル……」


 先生が話掛けてきた。そういえばこの部屋に何故かいた。先生はだいぶ年を取っていた。あの時で30いくつだったからもう四十代後半ぐらいかな?


「先生、音色を見たら凄い可愛いく育ってるね」

「ティルの子どもだ。当然だろ? あとこれ返すよ」


 先生は私にペンダントと髪留めを渡した。


「ありがとう先生」

「一応言っておくが今のお前は『ティルスティア』だ。俺には『ティル』という妻がいるから俺と結婚するのはダメだぞ」

「わかったよ……ならペンダントは先生が持っていてよ。それは『ティル』に贈られたものだから」


 ペンダントは『ティル』に贈られたものだから返すけど、髪留めは『ボクの存在』を表すものだから貰っておく。というより純粋に私が欲しいだけ。


「わかった……」

「呼んできたよ」


 雪奈が呼んできたらしい。そこに居たのはティナと紅葉と武くん。取り敢えず武くんはあの時よりも筋肉がついて身長が非常に高かった。


「ありがとう」

「じゃあ残りを呼んでくるね」

「お願い」


 雪奈は出ていった。


「ティルなの?」


 紅葉が聞いた。


「そうだよ。ただいま3人共、大きくなったね」

「「「おかえり!!」」」


 雪奈と全く同じ下りだったが気にしない。このあと少し話をしたが、ティナが凄く女性って感じだった……

 3人が出ていったあと、そこには葵と音色がいた。


「お母さん! 久しぶり!」

「え!」


 再開が嬉しくて抱きついてくる葵と未だに頭が追い付いてない音色


「久しぶり葵、音色は初めましてだね。」

「本当にお母さんなの?」


 まだ信頼されてないか、なら……


「本物だよ。ネイちゃん」


 音色が驚いた表情をしていた。


「お母さん!」


 音色は抱きついてきた。私は音色の頭を撫でる。


「そうそう、そうやって甘えていいんだよ。音色には何もしてあげられなかったからね」


 音色は泣いていた。その間私は音色の頭を撫でていた。


「でも、私は音色のお母さんだけどお母さんじゃないから今は良いけど場所は気を付けてね」

「うん……わかったよ。お母さん」


 部屋の扉が開いた。


「ティア、写真撮るからこっち来て」

「わかったよ。そう言えば私の元ママは?」


 元ママと紅葉ママは今まで一度も見たことがなかったのだ。


「あなたの元ママは、3年前に紅葉のお母さんと一緒に

『しばらく二人で旅に出るから後よろしく!』

って紅葉と武くんに言って旅に行ったよ。時々戻ってくるって言ってたよ」


 さすがあの二人だ……

 そのあとみんなで写真を撮ったが、もう夜遅くこの体が持たなかったので私は眠りについた。

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