表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第4章 G2期
56/194

第54話 誕生日とクリスマス


 文化祭も終わりクリスマスが近づいていた。

もうあれから1年か早いな……ちなみに今日は雪奈と紅葉が遊びに来ている。


「そう言えばティナとティルの誕生日っていつなの?」

「クリスマスだよ」

「凄いねぇ」

「こんなやつ本当にいるんだな」


 ボクとティナは元々の誕生日もクリスマスだったので18歳になった日の夜にこの姿になったのだ。


「じゃあパーティーしないとね」

「そうだな、じゃあクリスマスパーティーするか!」


 雪奈と紅葉の提案で決まった。最近葵はボクが居なくて寂しがっている先生を慰めているそうだ。だから今日は来ていない。



 クリスマス当日……



「「「ティナ、ティルお誕生日おめでとう!」」」

「「ありがとう!」」

「はいこれみんなからのプレゼントだよ」


 そう言って渡された白い箱


「開けていい?」

「いいよ、開けてみて」


 開けて見るととても綺麗で大きめの宝石が入ったペンダントだった。

 ボクのはアメジストと言われる紫色の宝石で

ティナはブルートパーズって言う青色の宝石だった。


「いいの? こんなに高いもの……」

「ティルたちにあげるってクラスのみんなに言ってたらお金が集まり過ぎちゃってさ……

 返そうとしても皆受け取らないからあたしたちも出してこれにしたんだ。二人の目の色に合わせたんだよ」

「そう? じゃあありがたく受けとるよ」

「そうだな。なんか申し訳ないけど受け取らないとそれはそれで迷惑だしな……」

「「ありがとうね」」


 ティナと二人で首にかけた。


「「似合ってるぞティル、ティナ」」


 振り返ると先生と武くんがいた。


「はい、ティル俺からの誕生日プレゼントだ」


 先生がそう言って見せてくれたのは紫色の羽の形をした髪留めだった。そして先生はボクの髪の左側に着けてくれた。


「先生、ありがとう」

「どういたしまして」

「はい、ティナこれは俺からのプレゼントだ」


 次に武くんがティナにボクの髪留めの青色バージョンを着けた。


「ありがとう武」

「どういたしまして」

「じゃあそろそろクリスマスパーティー始めようか」


 雪奈がそう言った。でもその前に……


「あっ、ちょっと待って!」

「どうしたのティル?」


 ボクが先生を見ると先生は頷いた。


「実はこの子の名前を決めました! この子の名前は音色。飯田音色にしました!」

「可愛い名前だね」

「音色ちゃんか~」


 みんなそれぞれの反応をしていたけど結局みんな可愛い名前っという1つの意見に纏まった。見ててね音色、お母さん頑張るから……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ