表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第4章 G2期
51/194

第49話 過激派ロリコン襲来!


 ティナたちの学校が再開した。

 ボクは研究所も出ることは出来ず。する事といったら研究所内と研究所の庭を散歩したり走ったりするか、料理をしているか、部屋にある本を読むことか、掃除をする事しかない。おまけに研究所内では電波が実験や機械を壊さないように電波遮断機があって、ほとんどの部屋では携帯が使えない。凄く暇である。


「ティル~~」


 ママが部屋に入って来た。ノックぐらいはしてほしい。


「ノックぐらいはしてよ。それで何?」

「実はねこの後にちょっといやーな人が来るから部屋から出ないようにお願い。トイレに行くなら今のうちに行っちゃって」


 嫌な人ってどんな人だろう……でも会わないほうがいいね。


「うんわかった」

「じゃあお願いね」


 さて、フラグ回収しないように今のうちにトイレ行っとこ……



 それからボクは部屋で本を読んでいた。すると、


「なんか幼女の匂いがするわ!」


 ……なんかヤバい! 多分ママの言ってた嫌な人なんだろうな……取り敢えず部屋の電気消してベッドの中で寝ていよう……


ZZZ……(寝るまでのタイム:5.05秒)



ーー恵(ティルの母親)視点ーー


「なんか幼女の匂いがするわ!」


 不味い……こいつはロリ幼女レーダーがついているんだった! ティルを圭に連れ出して貰うべきだった!


「こっちだ!」


 なんでティルの部屋一直線なの! 少しくらいずれていてよ!

ドン!


 勢いよく扉を開けないで!

「ここだ! ……あれ?」


 あれ? ティルがいない……いや、私の勘が言っている。ティルは今ベッドの中で寝ている! あいつが気づいてない今のうちに……


「ほら、ここには何もないわよ。それにここは個人の部屋よ。プライバシーもあるんだからそれぐらいにしないと警察呼ぶよ!」

「分かったよ……」


 危なかった……こんなのティルに遭わせる訳には行かない。こいつは世界中でも珍しい精神全てがロリコンで出来てるやつだ! こんな危険人物すぐに帰らせるべき!


「もう遅いしそろそろ帰ったら?」

「そうねそろそろ帰ろうかな……おや! ここから北西方向の500mくらいの所にロリッ娘がいる気がする! じゃあね恵!」

「もう来るなよ……」


 よし嵐は去った。あいつには悪いけどこれ以上登場人物を増やす訳にはいかないのよ! 大人の事情でね!そろそろティルに伝えに行かないと……


ーーティナ視点ーー


 今俺と武は隠れていた。


「銀髪ロリッ娘はいねえかー」


 なんだアレ? さっき目があったとき生きた心地しなかったぞ……


「銀髪ロリッ娘みーつけた」


 怖っ! 早く、早く逃げないと……でも足が動かない!


「すまんティナ!」

「え?」


 武は俺をお姫様抱っこして走った。この時ほど武が格好良く見えた日はないと思う。



「はぁはぁ……なんとか撒いて帰ってきたな……」

「ありがとう! 武! 今までで一番格好良かったぞ!」

「そうか……それは嬉しいな」

「ティナどうかしたの?」


 母さんが聞いてきたので俺が話をすると母さんは嫌な顔をしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ