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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第4章 G2期
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第48話 突きつけるべきか真実


 ティナから話を聞いたあとボクはとあることで悩んでいた。事件の全貌と武くんに台詞を教えたことを言うべきか言わないべきか。取り敢えず武くんに入れ知恵したことは黙っていよう……

 それは武くんから説明するらしいから……事件のこと知りたいか聞いて見ようかな?


「ねえティナ」

「どうした? ティル」

「事件にあった真実やボクたちがやったことをティナは知りたい?」

「そうだな……聞くよ。これは俺が越えないといけない壁だから」

「そう……じゃあ話すよ」


 まずママたちがしたことから説明するね

 ママたちがしたことは犯人を引き取ったあとにそれぞれの親のもとに行って口封じをした後に犯人たちのことを知るためにいろいろ調べた。

 そしたら半年前にとある少女が同じ目になった人がいたんだって、彼女に接触して当時のことを聞くことと彼女の願いを一つ叶えることを交換条件として話を聞いて、その時に主犯がわかった。

 そして犯人たちの履歴から画像や動画が送られてる人を特定して、ボクに伝えたあとその人のパソコンにウイルスを仕込んでパソコンのデータを削除したんだよ。


「ここまでで何かあるかな?」

「俺の写真出回ってたのか?」

「その真犯人だけだよ」

「良かった……その少女と真犯人の関係は? それと彼女の願いは?」

「元親友だよ。それでもその少女は真犯人との関係を築こうとするからボクも驚いたよ……

 それで彼女の願いはもう一度真犯人に会いたいだったよ。

 他には何かある?」


「いや、今は特にないな……」

「じゃあ次はボクがしたことを話すね」


 ボクはママたちから真犯人の情報を貰った後に武に託されてた電波遮断機を受け取って父さんに連絡して、少女と合流から真犯人の家に向かった。

 そしていろいろやって真犯人を逮捕した。


「これが全部だけどなにかある?」

「結局犯人の動機ってなんなんだ?」

「……嫉妬だよ、武くんを奪われたティナを邪魔だと思って」

「そうか……」


 あっ、そうだった……これだけは伝えて置かないと


「あとこれは伝えて置くね。その少女の名前は櫻井 詩織……ティナの友人だよ」

「!? 詩織が!?」

「そうだよ? ここから先はティナに任せるよ。

 彼女に言おうが言うまいが別に彼女は今回の事件のこともう知ってるから……たぶんその上でティナに接しているからどっちでも大丈夫だよ」

「そうか……わかった。ティル、ありがとないろいろ手伝ってくれて」

「姉を救うのは妹の義務だからね♪」

「久しぶりに二人で風呂でも入ろうぜ」

「ティナの方からなんて珍しいね。いいよ入ろう」


 ボクとティナは一緒にお風呂に入った。途中ママが入って来たので即座に撤退した。

 その日ティナと二人で寝た。武くんはなんか不満そうだったけど我慢してくれた。

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