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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第3章 S期
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第45話 巨大組織再びそして別れ


~~会長視点~~


 今とある所で我々は緊急会議を行っていた。


「会長! 我々はこの後どうしたらいいんですか!」

「落ち着け! 諸君! これからは彼女が彼と失敗しないように観察し彼女を手助けすればいいではないか!」

「しかし会長! 一部の人間は最近我らが愛しのティルちゃんのお腹が少し大きくなっていると言っていた! これはつまり……」


 こいつらこんなに鋭かったか? 仕方ない……


「そうだ! 確かに我らが愛しのティルちゃんは先生との間に子供ができてしまっている! このまま行けばティルちゃんは学校に来なくなる! 

 だが、ティルちゃんの子供を見ることができる! これ以上の幸せがあるか!」

「確かにティルちゃんが来ないことは非常に不幸だ! だがそれが終わればティルちゃんの子供を見ることができる! みんな! たった1年くらい我慢して見せようぞ!」

「「「おーーー!!」」」


 こいつらがバカで助かった……だがもう会うこともできないとは、なんて哀れな……


「ところで会長!」

「なんだね」

「我々が計画した文化祭はどうするんですか?」

「「「あっ……」」」


 すっかり忘れてた……あとで校長に話して置かないと……


「それに関しては私の方から伝えておく、君たちは文化祭を楽しみたまえ!」

「ありがとうございます。会長!」

「今日はこれで解散だ! お疲れ諸君!」


~~校長室前~~


 私は校長室をノックする。


「誰かね」

「幼女幸福同好会会長、伊東紅葉です」

「……入りたまえ」

「失礼します」

「今日はどうしたのかね?」

「はい、実は……」

 

 私は今日会議であったことを話した。


「なるほど……じゃあ私は手を引けばいいんだな」

「そういうことです。宜しくお願いします」

「わかった。もう良いぞ」

「失礼しました」


 私は校長室を出た。


ーーティル視点ーー


「先生! 料理できたよ」

「じゃあ食べようか」

「うん♪」

「「いただきます!」」


 今日の料理は英国風にして見ました。


「美味しいよ。ティル、いつもありがとう」

「こっちのほうが世話になってるんだから、これくらい気にしないでいいよ」

「そうか」

「明日だね」

「そうだな」


 明日ボクはティナたちのところに行くから先生たちとはしばらく会えない。はっきり言って寂しいです。


 

 翌日……



 今日ボクはティナたちのところに引っ越す日だ。


「おじさんおばさん、お世話になりました」

「また来てねティルちゃん」

「じゃあなティルちゃん」

「ティル、私たちも遊びに行くから」

「うん待ってるね」

「ティルまた今度な」

「はい先生! じゃあ、行ってきます」

「「「いってらっしゃい」」」


 ボクはティナたちのいる研究所に向かった。

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