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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第3章 S期
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第43話 パシリの王様ゲーム


 バーベキューをして帰って来てから1日が経って今は宿題をやっていた。ボクとティナ(中身高校生組)と武くん(超天才くん)は余裕なのでもう終わっているが他の3人はまだ終わってなかった。まあボクは二学期からこっちにいるからやらなくてもよかったんだけどね。


「ほら雪奈そこ違うよ」

「ホントだ」

「伊東さん……日記の内容がバーベキューのこと以外全部同じなんだけど」

「微妙に言い方変えてるから大丈夫よ」

「葵ちゃんこれ食べる?」

「ティナちゃん、邪魔はしないで!」

「いらないの?」

「要ります」


 ボクは雪奈を教えて、武くんは紅葉を指導して、ティナは葵の邪魔をしていた。


「おやつにするわよ」

「はーい」


 ママがおやつを持ってきた。


「ティナ、葵ちゃんの邪魔しちゃダメよ」

「はい……」


 しっかりとティナに注意してからママは部屋を出ていった。


「今日はこれぐらいにしようか」


 武くんが言った。


「そうだね♪」


 それに待ってました! という感じで答える紅葉。


「じゃあこの後は何する?」

「じゃあこれしようぜ」


 ティナが取り出したのは6本の棒が入った箱だった。


「王様ゲーム?」

「そうだ」

「いいねやろうよ」


 ここで何も知らない雪奈が言ってきた。ボクと兄貴の王様ゲームは一味違うのだ。

 そして、試合は始まった。今回のルールとしてR18と過去のことを言わせるのは禁止になっている。


「「「王様だーれだ!」」」

「俺だ!」


 そう言って真っ先に見せびらかして来るティナ


「じゃあ3番の人、コンビニで焼き鳥買ってこい!」

「は?」


 驚いたのは葵だった。

 実はボクとティナの王様ゲームはゲームという名のパシリなのである。


「そんな理不尽な!」

「いいから行ってこい」

「行ってきな、葵」

「ママまで!」

「これがボクたちの王様ゲームだから仕方ないよ」

「ううっ……」


 そう言って葵はコンビニに行った。


「じゃあ続きしようか」

「そうだね」

「「「王様だーれだ!」」」

「あっ、私だ! じゃあ2番と4番は飲み物を持って来て」


 ボクと武くんだった。


「じゃあ持ってくるね」



「ねえ武くん」

「なに? ティル」

「武くんとティナはもうしたの?」

「ブッフォ! ま、まだだよ!」


 怪しい……


「ホントは?」

「1回だけ……」


 いやその年の少年が1回などあり得ない! 何故ならおじさんである先生が何回もするんだからな!


「実際は何分に1回なの?」

「……1日に3回ティナが妊娠しないように気を付けてしてます」

「素直でよろしい」

「ティルこそあの先生と子供できちゃってるじゃん! そんなにしたの?」

「そうだね。ボクは先生と1日に結構したね、子供はたまたまだけど、この子はボクよりも長く生きる。それにこの子がいればボクが生きた証にもなる。だからボクは産むんだよ」

「そうか……」

「そろそろ行こうか。みんな待ってるだろうし」

「そうだな」


 そうしてボクたちは部屋に戻った。戻ったらティナと紅葉が倒れていて雪奈が凄い笑顔だった。何があったんだ……


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