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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第3章 S期
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第42話 山で水遊び


 結婚式をした次の日に先生は学校のため塩基町(雪奈たちの家がある町)に戻りお父さんも仕事のため朝早くに研究所を出た。そしてボクたちはママの計画で今日は山にバーベキューをしに来ていた。武くんは「男1人だけだから遠慮しとくよ」っていう雰囲気を出していたのでティナが置いてきたらしい。


「川だー!」


 雪奈は元々泳ぎたかったから川を見て凄くテンションが高いようだ。ちなみに今紅葉は伊東さんと一緒にハイキングに行った。


「雪奈ちゃん危ないよ……うわっ!」

バシャン!


 葵はいつも通りだ。いつも通りネタを披露している。


「ティル、久しぶりに勝負しようぜ」

「いいね。何する?」

「そうだな……これにしよう」


 そう言ってティナが取り出したのは水鉄砲だった……


「ティルはあまり動けないからここからどれだけアイツらに当てられるかでいこうぜ」

「わかった」

「よし行くぜよーい」

「「スタート!」」


 ボクとティナは同時に葵を狙い始めた。やはりネタの才能があるのか驚いた拍子に水の中にダイブした。


「お母さん、ティナちゃん何するの!」

「ちょっとティナと勝負中だから諦めて的になってね?」

「ヤダよ!」


 そんなやり取りをしてたら後ろで水鉄砲をもった雪奈の気配がしたので、ティナに近づいて雪奈がボクに当てるタイミングでティナを盾にする。


「冷た! ティル何するんだ!」

「何もしてないよ? 雪奈が水を掛けてきたから盾にしただけだよ」

「ほらほら二人共隙だらけだよ♪」

「クソ! ティルここは共闘と行こうじゃないか」

「OK! 雪奈観念しな!」

「ちょっと待っ……」

「ほら葵も逃がさないよ!」

「え! お母さん!」



 1時間後…



 ママが迎えに来たのでここで終わりにした。


「夕飯の用意がそろそろできるから着替えて来なさい」

「はーい」


 雪奈がボクにバーベキューで焼いた肉や野菜を取ってくれた。


「はい、ティル」

「ありがとう雪奈」

 

 ボクが手に取ろうとすると遠ざけられた


「はいティル、あーん」


 そういうことか……


「あーん」

「どう?」

「おいしいよ」

「味がするの!?」

「気持ちの問題だよ」

「ああ、そういう」


 紅葉たちを見ると親子揃ってたくさん食べていた。こうして見ると本当に親子なんだな……

ボクもティナやママに似ているのかな?


「ほら葵ちゃんこれ食いな!」

「熱っ!」


 それはないか……


「そうかな? ティルもティナに似てると思うけど?」


 紅葉……現れたと思ったらいきなり人の心を読まないでほしい……


「雪奈! ティルもティナに似てるよな?」


 紅葉が雪奈に聞いた。そう言えば前はユッキーとか言ってたけどいつから変わったんだっけ?


「うん♪ 結構似てるよ」


 意外と似てたんだな……


「よし、じゃあそろそろ花火にして寝ましょうか」

「そうだね」


 その後みんなで花火をしたけど特に何もなかったのでここは割愛。しいて言えば葵が線香花火を着けて3秒で落としたことくらい……あれは凄かった。

今日はとても楽しい1日でした。

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