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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第3章 S期
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第41話 結婚式そして発表


 あれから2日経ってもうすぐ雪奈たちが来ます。妊娠してることはボクと先生とママとしか知らないのでみんなの驚いた顔が楽しみです。ついでに言うと今のボクはウエディングドレスを着てます。


「ティル来t……花嫁!?」

「雪奈、今までお世話になりました」

「待ってよティル!」

「田辺来たか」

「お前なんぞにうちのティルはやらん」

「なっ! くそ! お前父親か!」


 相変わらず先生は茶番が好きだね……っとすっかり忘れてた。


「葵ちゃん久しぶり」

「久しぶりぶりだねティルちゃん。とても可愛いよ」

「ありがとう♪ 先生そろそろ……」

「そうだな、よし行くか」

「「どこに?」」

「「結婚式!」」


 先生とハモった! なんか嬉しい……



 こうしてボクたちの結婚式は始まった。といってもボクは結婚式がよくわからないので先生に任せることにした。


「ティル、左手を出して」


 ボクが左手を先生に出すと薬指に先生が指輪を嵌めた。もう今すぐキスしたいくらいだけど、ここは我慢する。


「ティル愛してる」

「ボクもだよ。先生……」


 先生がキスしてくれた。とても嬉しい


「ティルおめでとう」


 最初に祝辞を言ったのはまさかのティナだった……


「ありがとうティナ」

「「「ティルおめでとう!」」」

「みんなありがとう♪」

「パパ、ママおめでとう♪」

「「ありがとう葵」」


 もう葵はボクの娘になったので、ちゃん付けはいらない。でも、先生のことは義則とは言いにくいので先生のままにしている。

 この後写真撮影をして簡易型結婚式は終わった。そう言えば先生のこと祝ってたの葵だけのような気がする。


「今日はお祝いだから好きなだけ食べてね」

「「「はーい」」」

「ティル、お祝いの言葉」


 えっ! いきなり言われても……


「みんな今までありがとう。今のボクがいられるのはみんなのおかげだよ。だからボクは今日からずっと幸せになりたいと思います。乾杯!」

「「「乾杯!」」」


 紅葉と伊東さんが沢山食べてる……あんなキャラだったけ? 雪奈と葵が苦笑してる。武くんはティナと一緒に仲良く食べてる。うまく行ってるようだね。あれ? ママは?


「ティル、サプライズの登場よ!」


 そう言ってママは扉を指した。すると扉が開いてそこにいたのは


「「お父さん!」」

「おう、久しぶりだな、ティル、ティナ」


 何でお父さんがここにいるの? 仕事は?


「せっかく娘の晴れの日だ。仕事なんて部下に投げてすっ飛んで来たぞ! ティルおめでとう!」


 仕事はしろよ……部下が可哀想でしょ。


「ありがとうお父さん」

「ティル、せっかくだから」


 そうだね、このタイミングで言っちゃおうか♪


「みんな聞いてくれ、ティルには赤ちゃんができたぞ!」

「「「!?」」」


 みんな凄く驚いてる……サプライズ大成功!


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