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ボクが紡いだ物語  作者: 名月ふゆき
第3章 S期
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第38話 知りたがるクラスメイト達


~~飯田家~~

ーーティル視点ーー


 眠い……なんで先生が……ああそうかボク、先生とたくさん……もう先生と付き合ってるんだ……なんか嬉しいな……

 そういえば今日は料理実習があるんだった。それに学校が終わったら雪奈の家に帰らないといけないんだ。


「おはようティル」

「おはよう先生」


 とりあえず荷物は後でにして朝食作らないと……



 1時間後……


「おはようお母さん」


 そう言ってリビングに入って来たのは葵ちゃん


「おはよう葵ちゃん、すぐできるから待ってて」

「わかったよ」


 それから少しして二人が起きてきた……


「「おはようティル」」

「おはよう紅葉、雪奈、二人共もうできてるから」

「「え? 赤ちゃん?」」

「違うよ! 朝食だよ!」


 なんでその発想に至るのかな? 1日でわかるわけないじゃん!



~~教室~~


 朝からクラスメイトに「ティルちゃん昨日はどうだった?」とか「ティルちゃん結婚式はいつにするの?」とか言ってくる……1つ目のはいいとして、2つ目のは何? もうボク達のこと知ってるの?


「ほら席に着け! HR始めるぞ!」

「先生! ティルちゃんとはどうなったんですか?」

「そんなことを聞くんじゃない!」


 先生は少し照れていた。満更でもなさそうだ……


「……今日の流れはだいたいそんな感じだ! 特に田辺! 頑張れよ! 以上!」

「なんで私だけ!」


 まあ地獄を見せる人だからね……そして去り際にボクの頭を撫でてから出ていった……


「「「ティルちゃん何があったの!」」」

「何でもないよ……」


 その時、1人のクラスメイトが発言をした。


「サイダーを飲ませろ!」

「「「それだ!」」」

「え! ちょっ! まっ……」


 なぜクラスメイト全員で飲ませてくる。


「ティルちゃん昨日は先生と何があったの?」

「え~とねきのうはね。せんせーといっしょにおふろにはいってそれから……」

ボンッ! バタン!

「「「ティルちゃん!」」」


 気付いたら保健室で寝ていた。そしてその日ボクと先生に何があったのか瞬時に理解され学校中に広まった……なんでそんなに広まるの速いんだよ!


~~飯田家~~


 家庭科の先生に「ティルちゃんおめでとう」と言われたのは気のせいだと思う。帰りの仕度をして夕飯を食べて帰るのか……


「ただいま」

「おかえりなさい先生」


 先生が帰ってきた。


「先生もうできてますよ」

「赤ちゃんか?」

「なんで先生まで言うの! 夕飯に決まってるでしょ!」

「悪い悪い、軽い冗談だ」


 全く先生ったら……


「先生あとでお詫びして下さい」

「やっぱりお前はエロ幼女だな!」


 気持ちいいんだからいいじゃん! 先生だってその年でたくさんするんだから!



「「「お世話になりました!」」」

「じゃあねみんな」

「いつでも来な」

「じゃあね葵ちゃん、先生」


 こうして先生の家のお泊まりは終了した。

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